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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜碧き零の慈悲〜
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!?」

そしてすぐに自分の状態に気付いた女性は混乱し始めた。



「?身体が存在している?お姉ちゃん、変な事を言っているね〜。」

「魂が存在しているとか、わけわかんないぜ……」

女性の言葉を聞いていた子供達は不思議そうな表情で見つめていた。



「!ごめんなさい、少し取り乱したわ。それより貴方達はどうしてこんな所にいるのかしら?見た所、この城には誰も住んでいないようだけど。」

「え、えっと、それは……」

「うっ……」

女性に自分達の事を尋ねられた子供達は答えを濁した。するとその時



「!!この気配は……―――二人とも私の後ろに下がりなさい!」

周囲に漂う邪悪な気配を感じた女性は子供達を庇うかのように、子供達の前に出て声を上げた。

「え―――」

「おねえちゃん……?」

女性の言葉や様子に子供達が呆けたその時、部屋中に無数の不死者や霊体の魔物が現れた!



「うわあああああっ!?」

「め、女神様〜〜っ!」

突如現れた異形の魔物達に子供達は悲鳴を上げ

「…………………(不思議……頭の中に響いてくるわ……あの”神剣”を呼んでと…………)」

子供達が慌てている中、女性は静かな表情で目を閉じて頭の中に響いて来る”神剣”の名とその姿を思い浮かべ

「―――大丈夫。女神様は貴方達についているから、貴方達は絶対に助かるわ。」

「え……」

「お、おねえちゃん……?」

怖がる子供達を諭すかのように女性は優しげな微笑みを浮かべ、そして振り向いて自分達を包囲する魔物達を睨んだ後片手を挙げて自身の愛剣の名を叫んだ!







「――星芒より出でよ、”真実の十字架(スティルヴァーレ)”!!」







すると異空間から膨大な神気を纏わせた剣が現れ、女性の片手に収まり、女性が剣を軽く振るうと、魔物達は剣がさらけ出す神々しさに怯むかのように下がった!

「ええっ!?け、剣が……」

「スッゲー!」

突然の出来事に子供達は驚いたりはしゃいだりした。



「これは……私の知る”真実の神剣(スティルヴァーレ)”ではないわ……!セリカが持っていたのと違って、浄化されている……!」

女性は自分が持つ神剣――――かつては”神殺しの神剣”の異名を持ち、膨大な瘴気を纏っていたが、浄化され、真の姿を取り戻した神剣―――”真実の十字架(スティルヴァーレ)”を見て驚いていた。するとその時魔物の一体が女性達に襲い掛かってきたが

「沙綾―――身妖舞!!」

なんと女性が二つの世界でも非常に限られている人物達しか扱えない東方の伝説の高速剣―――”飛燕剣”で襲い掛かってきた魔
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