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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第121話
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は冷や汗をかき、エマは苦笑しながらボートを見つめ

「えっと、その……お嬢様のお知り合いは色々と変わった方が多いのですね。」

「ま、まあな。」

言い辛そうな表情をしている門下生に視線を向けられたラウラは冷や汗をかいて頷いた。



その後リィン達はボートに乗り込んでローエングリン城に向かい始めた。


〜ローエングリン城〜



「これが”ローエングリン城”……」

「救国の聖女が本拠地とし、歴戦の勇士たちが集まったとされる伝説の古城か……間近で見ると一際美しいが、これは……」

「な、なんかボ〜ッと、青白く光ってない!?」

「私も以前から何度か訪れたことはあるが、こんな状況は初めてだ。」

「……何か、妙な”風”を感じる気がするな。魔獣ではなさそうだが……」

青白く光る城を見つめて呟いたガイウスの言葉が気になったリィン達はガイウスに視線を向けた。



「ふむ……?」

「……俺もだ。”何か”が蠢いているような……そんな気配がする。」

「な、何かってナニ〜!?」

「もしかして幽霊か悪魔ですか……?」

リィンの推測を聞いたミリアムは怖がり、セレーネは不安そうな表情をした。



「この気配は”冥き途”の気配と似ていませんか、ご主人様?」

「ああ。霊体や不死者達の気配もする。」

「……しかし今までこんな気配は感じなかったのに、何故だ?」

シュリに尋ねられたセリカは頷き、メティサーナは考え込んだ。



「れ、霊体や不死者って事は……」

セリカ達の会話を聞いていたリィンは驚き

「ん。その城の中に確実に”いる”ね。霊体や不死者どころか、下級魔族の気配もするから、”魔”に属する奴等がうろついているよ。」

「…………………」

エヴリーヌは静かに答え、エマは真剣な表情で城を見つめ

「クッ、一体何が起こっているのかわからんが、子供達を一刻も早く見つけ出さないと子供達の身が危ない……!」

「ああ……細心の注意を払いながら進もう。」

唇を噛みしめたラウラの意見にリィンは頷いた後仲間達と共に城の中に入ると、突如背後の扉が音を立てて閉まった!



「ひゃあっ!?」

「きゃあっ!?」

扉が閉まる音にミリアムとセレーネは声を上げ、扉が閉まった事に気付いたリィンは振り向いて扉を開けようとしたが、扉は硬く閉ざされていた。



「くっ……開かない!」

「勝手に閉まったのか!?」

「こ、このぉ〜っ!!」

扉が突如閉まり、開かない事に慌てたミリアムはアガートラムを召喚し

「やっちゃえ、ガーちゃん!!」

「―――」

アガートラムに強力な一撃を叩き込
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