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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第121話
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かしらの事故にあった可能性もあるが……」

「……とにかく急いで確かめに行かなくちゃな。」

「うん、早速出発しよう。みんな、準備はいいか?」

「ああ……って、このボートだと全員は乗れないんじゃないか?」

ラウラの言葉に頷いたリィンはボートの大きさを見て戸惑った。



「た、確かにこの大きさだと全員は無理ですね……」

「となると何人か待機する事になりますわね……」

ボートの大きさを見たエマとセレーネは考え込み

「えー、ボクは留守番は嫌だよー!」

「我儘を言うな、阿呆。というか貴様はあの飛行できる銀色の人形に乗っていけばいいだろうが。」

ミリアムの我儘を聞いたユーシスがジト目でミリアムを見つめたその時

「―――俺は飛行して向かうから船は必要ない。」

「へ……」

セリカが静かに呟き、セリカの言葉を聞いたリィンが呆けたその時



「―――メティ。」

「わかっている。(聖なる光よ、我が主の翼と化せ!)」

セリカの指示によってメティサーナはセリカの身体に戻るとなんとセリカの背中にメティサーナと同じ白と黒が一対になっている翼が生えた!



「ええっ!?」

「エ、エステルさんのように翼が……」

セリカの背に生えた翼を見たリィンは驚き、エマは目を丸くし、他の仲間達や周囲の人々が驚いている中、セリカは跳躍して空へと飛び立ち

「エヴリーヌも浮遊魔術で行くから船は必要ないよ。」

セリカに続くようにエヴリーヌも跳躍して浮遊魔術で空へと飛び立った。



「………………」

「凄いな。エヴリーヌは翼なしで飛べるのか。」

「一体どうやって飛んでいるのでしょうね?」

その様子を見守っていたリィンは口をパクパクさせ、ガイウスは目を丸くし、セレーネは苦笑しながら呟き

「いいな〜、ボクもガーちゃんの協力無しで自分の力だけで飛んでみたいよ!」

「フフ、人間の我らでは無理だろう。」

興味ありげな表情で二人を見つめるミリアムの言葉にラウラは苦笑しながら答えた。



「フン、なら俺も飛んで行くか。――――アルバレア号!」

「ええっ!?その天馬(ペガサス)はまさか――――”聖獣ラウクソー”!?一体どうやって契約を……」

ユーシスが召喚したアルバレア号を見たシュリは驚き

「飛べ、アルバレア号!」

「ヒヒーン!」

ユーシスはアルバレア号に騎乗し、アルバレア号は翼で空高く舞い上がった。



「ユ、ユーシスまで……」

「え、えっと……ユーシスさん達がそれぞれの移動手段で向かうお蔭で人数も減りましたから、これなら何とか全員で乗れますね。」

その様子を見守っていたリィン
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