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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜奇跡の共闘〜後篇
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………まさかここで敵の援軍が来るなんて…………」

援軍の登場にウィルは顔を歪めていた。

「…………ペテレーネ、できるか?」

「お任せ下さい、リウイ様。」

一方リウイは冷静にディアーネの軍団を見た後、ペテレーネに尋ね、ペテレーネは頷いた後身体全体に魔力を覆わせ、詠唱を開始した。



「………この感じ、ルティーナが真の姿を見せた時に感じた時と似ている………まさか、あの女性がやろうとしている事は………」

「今までとは比べ物にならないほどのこの魔力……それに神気がかすかに感じられますが……まさか!”神”を召喚するつもりなのですか!?」

魔力の流れが最も感じられるフォーチュラとセラウィは周囲から伝わって来る雰囲気に驚いた後、ペテレーネを見た。

「………混沌を司る我が主神よ………今こそ、ここに其の姿を現せたまえっ………!」

ペテレーネが叫ぶと、空が夜のように真っ暗になり、そして空間が歪み、そこから魔女が纏うような黒い衣装を纏った銀髪の女神――混沌の女神、アーライナが現れた!

「あれは…………!」

「このすさまじい魔力、それに神気………まさか”神”なのですか!?」

姿を現したアーライナをロカは驚いて注目し、メロディアーナはアーライナから感じられる自分達とは比べ物にならないくらいの魔力からアーライナの正体を見抜いた。

「ねえねえ、プリネお姉様!あの人、誰?レン達の中で一番魔力が高いママやリフィアお姉様とも比べ物にならないくらいの魔力が感じられるけど。」

一方レンはアーライナを見ても、恐れを抱かずプリネに尋ねた。

「あれは恐らく混沌の女神、アーライナ様よ。………お母様が召喚したのね。」

「なんだと………!」

「嘘!?神様を召喚するって、貴女のお母さん、どれだけ凄いのよ!?」

プリネの説明を横で聞いていたユエラは驚き、エミリッタも驚いた後、プリネを見た。

「お母様は術者として、最高峰に値する方ですから………それに加えて”神格者”でもありますし。」

「”神格者”!?それってまさか………!」

「………聞いた事がある。神に選ばれた者だけが授かるという力………その存在になれば、不老不死の存在になれると聞いたが………」

恥ずかしそうに説明するプリネを見て、エミリッタは信じられない表情で驚き、ユエラは呟いた後、プリネを見た。

「ええ。おっしゃる通り、お母様は不老不死の存在です。」

「ふえ〜………まさかそんな存在があたし達の近くにいるなんて思わなかったわ…………………………」

プリネの話を聞いたエミリッタは驚いた後、考え込んでいた。

「どうしたんだ、エミリッタ。そんなに考え込んで。」

エミリッタの様子を見たユエラは首を傾げた後
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