外伝〜覇道と王道が交わる時〜
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ぞ?」
驚いているウィルをフォーチュラは微笑みながらセラウィに言った。
「え?一体何の事ですか……?」
フォーチュラの言葉にセラウィが首を傾げていたその時
「………罪人を処断せし聖なる光よ!我が仇名す者達に裁きの鉄槌を!贖罪の光霞!!」
「闇に沈んじゃえ♪ティルワンの闇界!!」
「猛りの大地よ……我が魔力に答えよ!ベーセ=ファセト!!」
「マーリオン、来い!」
「了解しました………!荒ぶる水よ………溺水!!」
「燃え尽きろ!フレインバル!!」
リフィア、エヴリーヌ、ペテレーネ、そしてリウイに召喚されたマーリオンの魔術、リウイの魔法剣技がウィル達が相手をしている敵を大幅に減らした!
「久しいな、ウィルよ!」
「やっほ。」
「リ、リフィア!?それにエヴリーヌも……!」
自分に近付いて来た謎の味方の内、見覚えのある人物達を見たウィルは驚いて声をあげた。
「お前にまた頼む事があり、ついでに遅くなったがお前達の結婚や子供の誕生も祝っておきたくてな。余達もユイドラに来たのだ!」
「え!?その為だけにメンフィルからはるばる来たのかい!?」
リフィアの説明を聞いたウィルは驚いた。
「ウィル、セラウィ。結婚、おめでとう。」
「あ、ありがとうございます。リフィア、エヴリーヌ。」
戦場には場違いなエヴリーヌの祝いの言葉をセラウィは戸惑いながら受け取った。
「前から聞きたかったんだけど……リフィア。一体君は何者なんだい?以前、贈られて来た棒と双剣の報酬も凄い金額だったし……武器の送り先を見て、遠い北の国、メンフィルの出身者って事は予想していたけど……」
「フフ……それはすぐにわかる。リウイ、この者がウィルフレド・ディオンだ!」
ウィルに正体を尋ねられたリフィアは胸を張って、リウイにウィルを紹介した。
「……お前が全ての種族と共存する事を礎とする人間、”匠王”ウィルフレド・ディオンか……個人的にお前とは会いたかったぞ。」
「あなたは……?」
口元に笑みを浮かべているリウイにウィルは正体を尋ねた。
「我が名はリウイ・マーシルン。……リフィアの祖父だ。」
「あ、あなたがリフィアのお祖父ちゃん!?」
「それでこの者が以前言っていた、余の祖父の従者だ。……ペテレーネ。」
「はい。」
リウイがリフィアの祖父と知り、驚いているウィルにリフィアはペテレーネを促した。
「初めまして、私はペテレーネ・セラと申します。お嬢様達がお世話になったようで、遅くなりましたがお礼を言わせて下さい。……ありがとうございました。」
「い、いえ……俺達もリフィア達のお陰で助かった事もありますし、お互い様です。」
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