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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜もう一人の共存を謳いし”王”〜
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の戦いを見ているだけなんて事できないよ。」

フィニリィに怒られたウィルは苦笑しながら答えた。

「フフ……ウィルらしいですね。それより水那達が貴女を見つけて、今のユイドラの状況を教えてくれたんですか?」

「いいえ………貴女の学友とやらが教えてくれましたわ。」

「え……?」

フィニリィの答えを聞いたセラウィが首を傾げたその時

「ハアッ!そこっ!」

戦場に乱入したフォーチュラが走りながら弓矢を放って、敵を射抜きながらセラウィの所に来た。

「久しいな、セラウィ。」

フォーチュラは懐かしそうな表情でセラウィを見た。

「フォーチュラ様!どうしてこちらに?」

フォーチュラの登場にセラウィは驚いた後、尋ねた。

「フフ……かつて共に学んだ友を助けに来て、どうしてそんなに驚く?」

「フォーチュラ様………助力、ありがとうございます!」

「フフ……気にするな。それに私以外の心強い援軍も来ているぞ?」

「援軍……?」

フォーチュラの言葉にセラウィが首を傾げたその時

「これで……終わりよっ!」

女性の声が聞こえた後、ゴブリンの軍団の一部の中心に轟音と爆発が起こり、爆発の中心地にいたゴブリン達は絶命して地面に倒れていた。

「間に合ったようね、ウィル。」

「ロカさん!?なんでここに……!」

鎧に付いている魔導砲でゴブリンの軍団を葬った女性――ロカの登場にウィルは驚いた。

「たまたま酒場で出会ったフォーチュラ殿から今のユイドラの状況を聞いてね。……この魔導鎧を作ってくれた恩返しに来たのよ。」

「そんな……!報酬ももらったなのに恩返しだなんて……!」

ロカの答えにウィルは恐縮しながら答えた。

「それにここに来たのは私個人、あなたに協力したいと思ったから。だから、気にしないで。」

「……ありがとうございます!」

そしてロカは槍を構えて、メロディアーナ達が戦っている不死者と幽霊の軍団に突撃した。

「ハァァァ!」

ロカの洗練された聖なる力を宿した槍は次々と不死者達を葬っていった。

「やりますね……さすが軍神の神官戦士。……ですが、私も負けてはいられませんよ!………光よ、我が仇名す者達を吹き飛ばせ!……光燐衝撃!!」

ロカの活躍に口元に笑みを浮かべたメロディアーナはロカの活躍に負けないよう、魔術を放って敵を吹き飛ばし、倒していった!そしてユエラ達等、他の場所で戦っているウィルの仲間達の所にも次々と予想外の援軍が到着し始めた……!





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