第14話
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か?」
「う、うん……。一応、3箇所で調べたけど。」
「た、大変だ〜!」
エステル達が報告をしようとしたその時、一人の青年が慌ててギルドに入って来た。
「ど、どうしたの!そんなに慌てて……」
「どんな事が起こったの!?お兄さん!」
「強盗でも起こったか!?」
慌てている青年を見てエステル達は尋ねた。
「いや、違うんだ!ノーマンさんの支持者とボルトスさんの支持者が言い争いを始めちまって……。ラングランド大橋で睨みあってる状態なんだ!」
「あ、あんですって〜!?」
「ノーマンとボルトスといやあ、どっちも市長選の候補じゃねえか。」
「ええっ!市長さんになる人を応援している人達が喧嘩しているの!?」
青年の話を聞いたエステル達は驚いた。
「ほほう。そりゃあ良いネタだな。ドロシー、とっとと行くぞ!」
「アイアイサー!エステルちゃん、また後でね。」
青年の話を聞き、目を光らせたナイアルはドロシーと共に急いでギルドを出た。
「な、なんて素早い……」
「念のため、俺たちも行くか。喧嘩になりそうだったら間に入って仲裁するぞ。」
「う、うん!」
「はーい!」
「すまない。よろしく頼んだよ。」
そしてエステル達はラングランド大橋に向かった。
〜ラングランド大橋〜
エステル達がラングランド大橋に到着するとそこでは市長候補の支持者達が睨みあって、言い争いをしていた。
「とぼけるんじゃない!ホテルに現れた幽霊ってのがあんたたちの仕業だっていうのはもう分かってるんだよ!」
「ノーマンさんの息子さんもショックで寝込んでるんだぞ!やりすぎだとは思わないのか!?」
市長候補の一人――ノーマンの支持者達がもう一人の市長候補――ボルトスの支持者達を非難した。
「フン、その息子ってのは『レイヴン』の不良じゃねえか!そんなロクデナシの言うことが信用できるかよ!」
「……ちょっと待ちたまえ。私個人を批判するならともかく家族を攻撃するのは卑怯だろう。そのロクデナシってのは撤回してもらおうじゃないか。」
「うーん、確かにそれは言い過ぎかもしれないねぇ。」
ボルトスの支持者の反論を聞いたノーマンは口を出し、ボルトスも頷いた。
「ちょっと主任!そこで納得しないでくれよ!あんたがそんな弱腰だから観光推進派が調子に乗るんだ!」
「な、なんだと〜!?」
「調子に乗ってるのはあんたら港湾推進派じゃないか!幽霊騒ぎなんてセコイ手使って嫌がらせなんかしやがって!」
お互いの支持者達が言い争いをしている中、エステル達はどうするか考えた。
「あちゃあ……。ヒートアップしてるわねぇ。これは止め
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