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俺から見た八幡先輩といろは先輩の事情
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りも、伝える事ができた喜びでいっぱいだった。
いろは「そっか、うん。こちらこそありがとう、歩垂君にはいつもお世話になったし、ほんと、私の自慢の後輩だよ」
歩垂「ありがとうございます」
いろは先輩は少し泣いていた。泣いてくれていた、凄くそれは有難かった。
いろは「それで、私は一つだけ聞きたかったことがあるんだよね」
時間は過ぎていた。でも気にしない、そんなの知らない。
歩垂「何でも聞いてください、必ず答えます」
いろは「じゃあ…歩垂君はどうして人を遠ざけようとするの?」
いろは「というより、何で歩垂君は人の好感度とか考えないで思った事を言うの?」
歩垂「…本音で語り合えないような関係を作りたくないんですよ。そんなの偽物なんで…」
いろは「………」
歩垂「偽物の関係じゃなくて、俺は人のいい部分も悪い部分も共有できる。そんな本物の関係が欲しかったんですよ」
いろは「本物……うん、そうだね。流石先輩に憧れるだけあるね」
歩垂「はい!…それではそろそろ時間なので……また機会があれば、その時は宜しくお願いします」
いろは「うん、またね歩垂君」
手を振り交わして生徒会室を出た。
次の日から蛍塚歩垂という名前は千葉から消えた。

終わり





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