第34話白骨の処刑獣
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もし死ぬかもしれないこの勝負で本当に死んだらーーーそれこそ自分を、未来に何も言わなかった自分を恨む。
「みんな・・・現実で会おうぜ!」
オレはみんなにそれだけ言って、茅場に向き直り《グリームアイズの剣》を構える。
「茅場・・・お前はオレ達プレイヤーから、たくさんの物を奪った」
「一応、教えてもらおうか」
「お前が創造したこの世界で、お前は4000人以上の人の命を奪った・・・」
4000人もの人間が、家族と会話をする事も出来ずにこの世を去ったーーー
「お前が創造したこの世界で、たくさんの人の自分を奪った・・・」
自分という人格を失い、《笑う棺桶》のような人間を生み出したーーー
「お前が創造したこの世界で、信頼出来る関係を奪った・・・」
友人、家族、恋人、そんな一生大切にしないといけない存在を失う人もいたーーー
「何よりオレ達から・・・現実を奪った!!」
奪われた物は取り戻す。今からオレは、この男をーーー
「絶対許さねぇぞ・・・茅場晶彦ォォォォォォ!!」
ーーー殺ス!!
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