第13話
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「う、うーん。」
「丁寧なお化けさんなんだね。」
ダニエルとポーリィの話を聞いたエステルは考え込み、ミントは幽霊を不思議がった。
「目撃者が2人ってことは信憑性が高そうだな。しかし、声をかけたらお辞儀したと来やがったか……。その白いオッサンってヤツ、どんな顔をしてたか分かるか?」
2人の話を聞いたアガットは頷いた後、尋ねた。
「お顔は知らないのー。だってオジチャン、変なマスクをつけてたんだもん。」
「え!?」
「マ、マスク!?」
「そりゃまた……。ケッタイな幽霊もいたもんだ。」
ポーリィの話を聞いたミントとエステルは驚き、アガットも驚いた。
「あのなぁ、ポーリィ。そういう事はちゃんと言えよ。初めて聞いたぞ、オレ。」
ポーリィの話を聞いたクラムは呆れながら答えた。
「だって誰にも聞かれなかっただもーん。」
「まあ、マスクの事はともかく夢ではないようでしたので……。念のため、遊撃士協会にお知らせした次第なんです。それ以来、注意はしましたけど再び現れる様子はないようです。」
「う、うーん……」
「大体わかった。色々と参考になったぜ。」
「えっと…………一度現れてからは二度と現れた事がない………っと。」
話を聞き終えたエステルは考え、アガットは頷き、ミントは手帳にメモをしていた。
「そういえばミント姉ちゃん………さっきから気になっていたんだけど、ミント姉ちゃんがつけている紋章って………」
「あ、うん。………そういえばみんなには言ってなかったね。……ミント、遊撃士になったんだよ!」
クラムに尋ねられたミントは嬉しそうな表情で準遊撃士の紋章と遊撃士手帳をクラム達に見せた。
「えええええ〜!?」
「ミントお姉ちゃん、遊撃士になったの!?」
「カッコイイ………」
「ミントお姉ちゃん、カッコイイの〜。」
ミントが遊撃士になった事を知ったクラム達は驚いた。
「えへへ………」
クラム達の様子を見たミントは恥ずかしそうにしていた。
「ったく。まだヒヨッコになったぐらいで、はしゃぎすぎなんだよ。」
「こらこら。子供達の前でそんな事を言わないの。」
呆れている様子のアガットの呟きが聞こえたエステルは軽く注意をした。
「ハハ………こらまた、可愛い遊撃士やな。年齢は大丈夫やったんかいな?確か16からでないとなれへんやろ?」
「あ、それは大丈夫よ。ミント、あんな外見だけどあたしと同い年だそうよ?」
「へっ!?………なるほど。あの嬢ちゃん、”闇夜の眷属”やったんかい………”闇夜の眷属”は俺らと違って長命やって聞くしな。成長も俺らと違って遅いんか………」
エステルの言葉を聞いたケビン
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