第12話
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葉が気になった。
「だったらマノリア村まで様子を確かめに行ってみるか。ついでにガキどもをここに送ってくりゃあいい」
「あ、それもそっか。」
「わあ………その提案、とってもいいね!」
「あら……いいんですか?」
アガットの申し出にエステルは頷き、ミントは嬉しそうな表情をし、テレサは驚いた後尋ねた。
「えへへ。気にしないでください。美味しいお茶とお菓子のお礼です。」
「それと、慰めてもらった礼もしなくちゃならねえしな。」
「も、もう……!」
アガットの指摘にエステルは恥ずかしさが蘇って顔を赤らめた。
「クスクス……。わかりました。それではお願いしますね。」
「行って来ま〜す!」
そしてエステル達は一端孤児院を出た。
〜メ―ヴェ海道〜
「しかし、あの院長先生は相変わらずのおっかさんだったな。女王もそうだったが……ああいう人には頭が上がらないぜ。」
「あはは、アガットでもそんな風に思うことがあるんだ。うん、あたしのお母さんともちょっと雰囲気が似ているかな。」
「そう言えばそうだね!お祖母ちゃんと先生………なんだか似ているね!」
アガットの言葉に頷いたエステルの言葉にミントは同意した。
「そうか、オッサンの……。確か、10年前の戦争でお前を庇って、大怪我を負ったって言ってたな……。」
「まあね。でも、リフィアや聖女様のお陰で怪我はすぐに治って、今でも元気だよ!」
「………………………そうか。…………………」
エステルの話を聞いたアガットは複雑そうな表情をした。
「どうしたの、アガット?」
「いや……何でもない。それよりとっととマノリアにガキどもを迎えに行っちまうぞ。」
「はーい!」
そしてエステル達はマノリア村に向かった………………
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