第9話
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にいるの?」
「うーん、確かに。珍しいツーショットですよね。」
「うん。ミントもそう思う。」
「あら、そうかしらね?」
「ま、確かに一緒に仕事をすることは少ないかもしれんな。」
エステル達の言葉を聞いたシェラザードは以外そうな表情をし、アガットは逆に頷いていた。
「実は、シェラザードさんとアガットさんには、特別な任務に就いてもらうことになりましてね。そのために来てもらったんですよ」
「特別な任務?」
エルナンの話を聞いたエステルは首を傾げた。
「ええ……。『身喰らう蛇』の調査です。」
「えええええ〜!?」
「『結社』の調査!?」
「そ、それってどういう……!?」
エルナンからシェラザード達の任務を知ったミントやエステルは声をあげて驚き、アネラスは驚きながら尋ねた。
「調査と言っても、具体的に何かをするってわけじゃないわ。なにせ、実在そのものがはっきりしない組織だしね。」
「各地を回って仕事をしながら、『結社』の動向に目を光らせる……。ま、地味で面倒な任務ってわけだ。」
驚いているエステル達にシェラザードとアガットはそれぞれ詳細な内容を説明した。
「な、なるほど……。でも、現時点ではそれくらいしか手はないのかも。それじゃあ、あたしたちに協力して欲しい事って……」
「ええ、2人のお手伝いです。王国各地で情報収集するためにアガットさんとシェラザードさんには別々に行動してもらうのですが……。得体の知れない『結社』相手に単独行動は危険かもしれませんから。………本来、準遊撃士になったばかりのミントさんには荷が重いかもしれないのですが、
クーデター事件の最後まで関わった数少ない人物でもありますから、ミントさんの事情も考えて今回の件のメンバーに入れたんです。」
「じゃあ、私たちの誰かがシェラ先輩のお手伝いをして……。もう一方がアガット先輩のお手伝いをするってわけですね?ちなみにミントちゃんは……」
「もちろん、エステルさんと一緒になります。……彼女はエステルさんの傍にいないといけない事情がありますし。」
「えへへ………ママと一緒に仕事ができるんだ。やった〜。」
エルナンからエステルと一緒に仕事をしていい事を聞いたミントは嬉しそうにしていた。
「ただ、ミントさんは準遊撃士ですから正遊撃士昇格のために別の仕事を1人でしてもらう時もありますからね?」
「はーい!」
「さて………どうでしょう。協力していただけませんか?」
念を押し、ミントの返事に頷いたエルナンはエステルとアネラスを見た。
「あたしはもちろん!元々、『結社』の動きについては調べるつもりだったから渡りに舟だわ。」
「私も協力、させてくださ
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