外伝〜祝賀会の夜〜中篇
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いたヨシュアは肩を落として溜息を吐き
「それで今度はいつ女装をするのかしら♪」
「女装なんて、2度としないよ!」
からかいの表情で自分を見つめるカリンに疲れた表情で答えた。その後ケビンやジン、ドルン達とクルツ達に挨拶をしたヨシュアは言い争いをしているエステルとジョゼットに近づいた。
「へー、やっぱりその程度なんだ。やっぱりボクの方がパーティーに相応しいよね。何てったって、ドレスを着て社交界を渡り歩いていた事もあるんだからさ!」
「な、なによっ。あたしだってドレスくらい着たことあるんだからね。ネコ被りの生意気ボクっ娘に言われたくないわね。」
「な、なんだとおっ!?」
「……あ、あのさ、2人とも。一応公の場なんだから、そういう喧嘩はどこか別の所で…………」
エステルとジョゼットの口喧嘩を見たヨシュアは呆れた表情で二人を諫めようとしたが
「「ヨシュアは黙ってて!!」」
「……ハイ…………」
エステルとジョゼット、二人の睨みによって黙り込まされた。
「……大体、挨拶は済んだかな。話し込んでいる人もいたから、後でもう一度回った方がいいだろうけど……」
挨拶回りを終えて、独り言をヨシュアが呟いたその時、ヨシュアの背後からナイアルが忙しそうに駆け回っていた。
「おっ、いたいた。ドロシー、次は軍関係者だ!……オラ、急げ!」
「せんぱ〜い……なんだか……おなかがタポタポしてきました〜………ううっ、気持ち悪いですぅ……」
「……ガブ飲みばっかしてるからだろ。オラ、もたもたするな!」
「は、はぁい……」
忙しそうに駆け回るナイアルとドロシーをヨシュアが見守っていると二人と入れ替わるようにある人物がヨシュアに近づいてきた。
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