インターミッション〜新たなる軌跡への系譜〜外伝〜祝賀会の夜〜前篇
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だか……」
その様子を見たヨシュアは呆れた表情で溜息を吐いた。
「…………(……丁度良いかもしれないな。ここに集まっている人達には随分お世話になってしまったし……今のうちに、挨拶しておこう。)」
そしてヨシュアは仲間達への挨拶回りを始め、まず一番近くのテーブルにいたアガットとティータ、レンに近づくと、ティータがアガットに嬉しそうな笑顔で尋ねていた。
「……で、アガットさん。いつ来てくれるんですか?」
「いやだから、あれはだなぁ……」
「煮え切らない答えねぇ……ちょっとは成長したと思っていたけど、相変わらず情けない人ねぇ。」
「んだと……?テメェこそ、そのクソ生意気な態度を少しは――――って。」
ティータの誘いに答えを濁している自分に呆れているレンを睨んでいたアガットだったがヨシュアに気づくとティータやレンと共にヨシュアに視線を向けた。
「あら。」
「あ、ヨシュアお兄ちゃん。」
「よう、ヨシュア。お前の方は挨拶回りか?」
「ええ、まあ。レン達は……?」
「えっと、その………アガットさん、今度家にご飯を食べに来てくれるって言ってたから……い、いつごろなのかなぁって………」
「うふふ、レンはティータの友達だからちゃんとティータのお誘いが成功できるように応援しているのよ♪」
「そういえば………アルセイユを降りるときにお二人でそんな話をしてましたよね。」
ティータとレンの話を聞いたヨシュアはある事を思い出した。
「あ、あれは……その別れ際の挨拶みたいなもんだろ。……遊撃士は結構忙しいからな。実際行けるかどうかなんざ、わかんねっつーの。」
一方アガットはティータの誘いを断る様子で答えたが
「………………ずっと待ってたのに…………」
「うっ…………わ、わぁったよ!……あー、えーと……げ、月末ならなんとか………確か金曜辺りは空いてたハズだしな……」
ティータが泣きそうな表情になると慌てて考え直した。
「げ、月末ならなんとか………確か金曜辺りは空いてたハズだしな……」
「ほんとーですか?えへへ、約束ですよ?」
「お、おう………」
(うふふ、ティータも中々やるわよね♪あんな小さな頃から女の涙で男を変えるなんて、将来はとっても素敵なレディになるんじゃないかしら♪)
(ハハ……)
その後レン達から離れたヨシュアはラッセル博士に挨拶をした後、リシャールに話しかけた。
「リシャールさん……いらしてたんですか。」
「ああ……准将の計らいでね。陛下から正式な恩赦を受けることになったんだ。」
「”結社”による王都襲撃を阻止した功績ですね。おめでとうございます。」
「……いや、正直この身
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