インターミッション〜新たなる軌跡への系譜〜外伝〜祝賀会の夜〜前篇
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く思える事があるよ。」
「あ、あはは……何だかヨシュアにほめられると、くすぐったいわね〜…………でも、この数日でようやく仕事も一段落したわね。王都の復興も順調みたいだし……ようやく、落ち着いてきたよね。」
「……うん、そうだね……」
「あ………」
何かに気づいて声を上げたエステルの視線の先には御馳走が山のようにあった。
「ああっ……ご馳走があんなに………!」
「グランセル城のシェフ達が料理を切り分けてくれるみたいだね。」
「うーん、これは見逃せないわね。生誕祭の時のご馳走はちゃんと味わえなかったし……これはご相伴にあずかるしか……!ヨシュア、レン、ルーク兄!ちょっと待ってて!あたし様子を見て来るから!」
そしてエステルはご馳走が置いてあるテーブルに急いで向かい
「もう、エステルったら……花より団子なんてまだまだお子様よねぇ。ま、レンもお腹が空いていたし、レンも最高級のディナーの御相伴にあずかってくるわ。」
「ハハ、さすがのレンも城の御馳走には我慢できないみたいだな。―――そんじゃ、俺もお先に料理をもらってくるぜ。」
エステルに続くようにレンとルークも御馳走が置いてあるテーブルに向かった。
「おっ、ヨシュアじゃないか。エステル達はどうしたんだ?」
するとその時エステル達と入れ替わるようにナイアルとドロシーがヨシュアに近づいてきた。
「……ええ、少し料理を取りに。ナイアルさん達はお仕事みたいですね。」
「ああ、これだけの顔ぶれが一堂に会してるんだからな。ここでハナシを聞かねえわけにはいかねえっつーの!……もちろん、お前さんたちにも後でみっちり取材させてもらうからな。勝手に帰るんじゃねえぞ!
「はは……了解です。」
「よし、次はいよいよクローディア姫の取材だ!そしてその後は帰国して、次代の宰相としてクローディア姫達を支える事を決められたレイシス王子殿下の取材!……ドロシー!」
「も、もうだめ、倒れちゃいます。何か食べさせてくださいよう……」
嬉しそうな表情で自分達の方針を語ったナイアルに視線を向けられたドロシーはお腹から大きな音を出して、泣きそうな表情で言ったが
「オラ、もたもたすんな!」
「ひ〜ん、ナイアル先輩のいじわる……!」
ナイアルは無視しでドロシーを引きずって行った。
「ナイアルさん、今日は一段と気合入ってるな……えっと、エステル達は………」
ナイアル達が去った後、ヨシュアは独り言を呟き、エステル達を探した。するとレンは食事をしながらティータと仲良く会話をしている所やクルツ達と会話をしているルークを見つけたが、何故かエステルはご馳走の前でジョゼットと言い争いを始めていた。
「はあ、全くなにやってるん
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