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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第118話
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ハイシェラは口元に笑みを浮かべて頷き、メティサーナは一瞬怯んだ後答えた。



「……それでどうやってそいつの疲弊した状態を回復させるつもりだ。」

「あら、そんなの簡単よ♪これをすれば一気に回復するわ♪」

セリカの指摘にウインクをして答えたベルフェゴールはリィンの顔に両手を添えてリィンの顔に近づき

「ちょっ、ベルフェゴール、まさ―――んんっ!?」

「ん……ちゅ……れる……ちゅる……」

なんとリィンと深い口付けを交わした!



「ええっ!?」

「わ〜、ラブラブだね〜。」

「オレ達が見ている目の前であんな事ができるなんて、凄いな……」

「フッ、今の光景をアリサに教えたらどんな反応をするだろうな?」

「え、えっと……間違いなく嫉妬に駆られて何らかの行動をするでしょうね。これは後で絶対に教えなくてはなりませんね。」

その様子を見たセレーネは驚き、ミリアムは興味ありげな表情をし、ガイウスは目を丸くし、からかいの表情をしているユーシスの言葉にエマは頬を赤らめた後微笑み

「な、な、な……っ!?」

「フッ、ラウラには少し早い光景だな。」

「そのようですな。」

顔を真っ赤にして口をパクパクしているラウラの様子を見たアルゼイド子爵とクラウスは苦笑した。



「あ、なるほど。その手で回復させるんだ。」

「え、えっと……」

「―――”性魔術”か。」

「睡魔族らしいやり方だな。」

一方エヴリーヌは納得した様子で頷き、シュリは頬を赤く染め、セリカは静かに呟き、メティサーナは呆れた表情で言った。



「はい、今のキスで私の精気を分けてあげたから疲労も一発で回復したでしょう?」

「ううっ……確かに回復したけど、もうちょっと他にもマシなやり方はなかったのか………?」

「自身の精気を分け与えるなら、睡魔族の場合触れるだけでもできるはずだがな。」

深い口付けを終えたベルフェゴールにリィンとセリカはそれぞれ指摘し

「うふふ、私はこのやり方が好きなのよ♪それじゃあ頑張ってね♪」

ベルフェゴールはウインクをした後リィンの身体に戻った。



「え、えっと……その……すみません……」

ベルフェゴールが消えるとリィンは申し訳なさそうな表情で謝罪し

「―――別に謝る必要はない。それより子爵、2時間程ここを借りるぞ。」

セリカは静かに答えた後アルゼイド子爵に視線を向けた。



「え……じゃあ……!」

「……お前の為に進言したシュリに感謝しておけ。」

自分に”飛燕剣”を教えるつもりでいる自身の言葉に明るい表情をしているリィンにセリカは静かな表情で答え

「ええ、二人の気のすむ
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