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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第117話
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!!」
「ぬっ!?これは一体……!?」
そして距離を取ったリィンが発動したクラフト―――魔眼によって身体の動きを封じられたアルゼイド子爵は戸惑い
「あれは一体……一瞬奇妙な”風”が子爵を覆ったが……」
「―――対象者の空間を呪縛する技―――”魔眼”です!(”魔眼”まで使えるなんて、一体どうなっているの!?)」
その様子を見守っていたガイウスの疑問にエマは真剣な表情で答え
「なっ!?空間を呪縛する技だと!?」
「な、何なのその反則技〜!?」
「人の身で空間を呪縛するなんて正直、信じられないです……」
エマの説明を聞いたユーシスとミリアムは驚き、セレーネは信じられない表情でリィンを見つめ
「さっきから気になっていたけど、リィン、色んな人の技を使っているよね?」
「え……?あ……!」
「確かに言われてみれば、ご主人様とヨシュア、そしてヴィクターの奥義も使っていたな……」
「―――あれが今の奴の真の力かもしれんな。」
エヴリーヌの疑問を聞いたシュリは首を傾げた後すぐに心当たりを思い出して驚き、メティサーナの話に続くようにセリカは答えた後二人を見つめた。するとその時!
「滅ビヨ……!オォォォォォ――――――――――――――ッ!!」
リィンはアルゼイド子爵が絶技を放った時と同じ構えで膨大な闘気と魔力によって太刀を巨大な焔の太刀と化させて力を溜め込み
「な――――父上の絶技まで使えるのか!?」
リィンの行動を見たラウラは驚き
「…………………」
自身の絶技を使おうとするリィンを見たアルゼイド子爵は取り乱さず、その場で集中し
「ハァァァァァァァァ―――――――ッ!!」
なんと内に溜め込んだ膨大な闘気を解放して”魔眼”による効果を解いた。しかしその時!
「シャァァァァアアアア―――――――ッ!!」
リィンが紫色の妖しげに燃える焔を纏った絶技――――鳳凰剣をアルゼイド子爵に叩き込んだ!
「クッ……!?グッ!?」
リィンの強烈な一撃を間一髪大剣で防いだアルゼイド子爵だったが、リィンの一撃は余りにも凄まじく、太刀を受け止めた瞬間勢いよく後ろへと吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられ
「滅ビヨ……!シャアアアアアア―――――ッ!!」
その隙を逃さないかのようにリィンは奥義――――漸毅狼影陣でアルゼイド子爵に襲い掛かり
「グウッ!?」
すぐに態勢を建て直して全方向から襲い掛かるリィンの一撃離脱の連続攻撃を防いでいたアルゼイド子爵だったがリィンの人間離れしすぎた動きには全て防げず、いくつかの斬撃を受けて傷つき
「オォォォォオ―――――ッ!!」
リィンは跳躍して止めの一撃である膨大な闘気の
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