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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第117話
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で声を上げた。

「何でしょう……?今のお兄様から何だかよくない気配が凄まじく感じられます……」

「………(どういう事……?他者の技を自らの糧とする能力なんて、聞いたことがないわ……)」

不安そうな表情をしているセレーネと共に真剣な表情でリィンを見つめているエマは心の中で戸惑っていた。



「シャアアアアア――――――ッ!!」

そして太刀に膨大な闘気と魔力を纏わせて炎の剣と化させたリィンはアルゼイド子爵に詰め寄って連続で斬りつけた後回転斬りと共に炎の竜巻を発生させ、炎の竜巻が消えると僅かに傷を負った様子のアルゼイド子爵がリィンの太刀を受け止めていた!



「フッ、”焔”を纏った”洸刃乱舞”か。名付けるとしたら”焔刃乱舞”と言った所だな。――だが、そこまでだ!」

リィンの太刀を受け止めていたアルゼイド子爵は静かな笑みを浮かべた後、後ろに跳躍してリィンから距離を取り

「そろそろ決めさせてもらおう……!絶――――洸凰剣!!」

膨大な闘気を纏って大剣を光の大剣と化させたアルゼイド子爵は残像を残しながら一瞬でリィンに詰め寄って絶技―――洸凰剣を叩き込んだ!しかし―――



「オォォォォォ…………ッ!!」

「何……ッ!?」

何とリィンはアルゼイド子爵の絶技を真正面から太刀で受け止めてアルゼイド子爵と鍔迫り合いをし、自身の絶技が防がれた事にアルゼイド子爵は目を見開き

「馬鹿な!?父上の絶技を正面から受け止めて防ぐだと!?」

「ふえええ〜っ、”光の剣匠”の凄い一撃を防ぐなんて、リィンって、滅茶苦茶強かったんだね〜。」

ラウラは驚き、ミリアムは目を丸くし

「………(おかしいわ……筋力、反射神経……身体能力の全てが他の”選ばれた人”とは比べ物にならないくらい上がっているなんて……一体どうして……?)――――!!」

クラスメイト達が驚いている中、リィンの圧倒的な身体能力に戸惑っていたエマが考え込んだその時、ある人物達との会話を思い出した。





ふふふ、それにこれはご主人様の為でもあるのですよ?私達の力を分け与えてあげる事で力を得て強くなる一番効率的な方法なのですから。



……今の話から推測すると、あの子はその身に”魔王”と”精霊王”の力を宿しているって事よね?その事によってアタシ達の”目的”に支障が出ないか心配ね…………





「(まさか……ベルフェゴールさんとリザイラさん―――”魔王”と”精霊王”の力をその身に宿した影響!?)………!!」

リザイラの話を聞いてある事を推測したセリーヌの言葉を思い出したエマが血相を変えたその時、リィンはアルゼイド子爵から距離を取った。



「オォォォォォォッ
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