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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第116話
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光の剣匠”と称えられたアルゼイド子爵の実力は圧倒的で、僅か1分でリィンは倒され、地面に倒れた!
「うっわー……」
「お兄様っ!」
二人の戦いを見守っていたミリアムは表情を引き攣らせ、セレーネは心配そうな表情で声を上げた。
「……だから言ったのだ……」
「み、見えませんでした……」
「へえ。カーリアンやファーミシルスともまともに斬り合えるだろうね。」
一方ラウラは疲れた表情で呟き、エマは目を丸くし、エヴリーヌは興味ありげな表情をし
「……リィンが弱いわけじゃない。」
「相手が余りに強すぎるのか……」
ガイウスが呟いた言葉に続くようにユーシスは真剣な表情で二人を見つめながら呟いた。
「……ッ……はあはあ……」
何とか起き上がったリィンは息を切らせていたが
「―――何をしている。未だ勝負はついていない。
疾
(
と
)
く立ち上がるがよい。」
アルゼイド子爵は真剣な表情でリィンを見つめて言った。
「父上……!?」
「お兄様はこれ以上戦えませんよ!?」
アルゼイド子爵の発言にラウラは驚き、セレーネは心配そうな表情で声を上げた。
「……………………」
するとその時リィンは胸を抑えながら立ち上がり
(あら、もしかして……)
(あの”獣”じみた”力”を使うようですね……)
(”獣”じみた”力”………?)
リィンの様子を見てそれぞれ呟いたベルフェゴールとリザイラの言葉の意味がわからなかったメサイアは戸惑いの表情をした。
「そなたの力――――それが限界でないのはわかっている。この期に及んで”畏れる”ならば強引に引きずり出すまでのこと……さあ、見せてみるがよい―――」
そしてアルゼイド子爵は大剣を振り上げ
「……!」
「っ……」
「逃げて下さい、お兄様!」
アルゼイド子爵の行動を見たラウラとエマが息を呑み、セレーネが声を上げたその時、アルゼイド子爵がリィンに大剣を振り下ろしたがそこにはリィンはいなかった。
「……!」
「消えた……!?」
「いや……」
「ん?何あれ。」
突如消えたリィンにラウラとユーシスは驚き、いつの間にかアルゼイド子爵の側面で抜刀の構えをしている膨大な魔気を纏い、”銀髪と紅の瞳に変わり果てたリィン”にガイウスと共に気付いたエヴリーヌは目を丸くした。
「――甘い。」
そしてアルゼイド子爵は一瞬で詰め寄ってきたリィンの隙が一切見当たらない連続攻撃を全て防ぐか回避し、アルゼイド子爵にダメージを与えられなかったリィンはアルゼイド子爵から一端距離を取った。
「……!」
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