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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第116話
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ね。」
「まあ、ご主人様が”世界最強”と言っても過言はないと思うがな。」
「……まあ、剣士としてなら”世界最強”かもしれないね。リウイお兄ちゃんにも勝ったし。」
「二人とも持ち上げすぎだ。力を失えば、俺は大した存在ではない。」
「ご主人様……」
アルゼイド子爵の話を聞いて考え込んでいるラウラに指摘したメティサーナとエヴリーヌの説明を聞いたセリカは静かな表情で指摘し、セリカの指摘を聞いたシュリは辛そうな表情をした。
「……恐れ入りました。」
「フフ、それはともかく……”八葉一刀流”―――東方剣術の集大成というべき流派だろう。その理合いの深さと玄妙さ……修めた者が”剣聖”と呼ばれるようになるのも頷ける。だがそなたは―――”何か”を畏れるあまり足踏みしているようにも見える。」
「……!」
「お兄様?」
(へえ?)
(あの”力”の事でしょうね。)
(??一体何の事でしょう……)
アルゼイド子爵の指摘に目を見開いて息を呑んだリィンの様子を見たセレーネは首を傾げ、ベルフェゴールとリザイラは興味ありげな表情をし、メサイアは不思議そうな表情をし
(………それは……)
リィンの隠された事情を知るエマは複雑そうな表情をした。
(薄々、感じてはいたが……)
(……リィンが抱えている”何か”か……)
(ああ、旧校舎の地下でも何かあったみたいだが……)
(???)
一方小声のユーシス達の会話の意味がわからなかったミリアムは首を傾げていた。
「……参りました。そこまで見抜かれるとは夢にも思っていませんでした。ですが―――これで覚悟も固まりました。」
「え……」
「ほう……?」
「子爵閣下―――いえ、”光の剣匠”殿。どうか自分と手合わせをしていただけないでしょうか?」
そしてリィンの突然の申し出を受け入れたアルゼイド子爵はリィン達と共に練武場に移動した。
〜アルゼイド流・練武場〜
「ワクワク……!”光の剣匠”と勝負かー。でもリィンって、そんなに強かったっけー?」
「……無謀すぎる。”指南”ならともかく、達人相手の”手合わせ”など……」
「……さすがに厳しいか。」
「すぐ負けて終わりだろうね。」
「お兄様……」
興味ありげな表情をしているミリアムとは逆に、それぞれ結果がわかっているユーシス達の推測を聞いたセレーネは心配そうな表情をし
「…………………」
エマは静かな表情で見守り
「あいつは一体何を考えているのだ?仮にもご主人様と斬り合う事ができるヴィクターに勝てる訳がないぞ?」
「メティサーナさん。きっとリィンさんにも何か考えが
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