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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第113話
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せんね……)
目を細めてレクターを睨むユーシスと共にエマが戸惑いの表情でレクターを見つめていると、会話を終えたレクターがリィン達に話しかけた。
「ま、怪しさてんこ盛りだろうが精々普通に付き合ってやってくれ。迷惑をかけたら遠慮なくお尻ペンペンとかしていいぜ。」
「は、はあ……」
「その、とりあえず仲良くさせていただいてます。」
「レクターじゃあるまいし、迷惑なんてかけないってばー。ボク、イイ子だもん。」
「イイ子は銀色のデカイのを所構わず出したりしないんだよ。ったく、どれだけもみ消しやら情報工作をやってると思ってんだ?」
「あれ、そーだっけ?」
レクターとミリアムの会話を聞いたリィン達が冷や汗をかくと、放送が入った。
まもなく1番ホームにケルディック経由、バリアハート行き旅客列車が到着します。ご利用の方はそのままホームにてお待ちください。
「大尉殿、すみません。」
「俺達はこれで失礼する。」
「おお、頑張れよ〜。それとオレのことは一応”書記官”って呼んでくれや。帝国政府に所属する二等書記官でもあるんでな。」
「そ、そうでしたか……」
「そんな下らない事、どうでもいいし。」
「エ、エヴリーヌさん。」
「それでは書記官殿、失礼する。」
「クロスベル土産、よろしくねー。」
そしてリィン達は列車に乗り、駅から去って行った。
「はは、聞いていた以上に面白いクラスみたいだな。……ま、オレの時みたいに楽しんでくれたら何よりだぜ。」
リィン達を見送ったレクターは昔を懐かしむように何かを思い出していた。
「―――”鉄血の
子供達
(
アイアンブリード
)
”。ずいぶん仲のよろしい事で。」
するとその時サラ教官がレクターに近づいてきた。
「っと、怖いお姉さんに見つかっちまったぜぇ。そんじゃ、オレはここで。」
サラ教官の姿を見たレクターは背を向けて去ろうとしたが
「――待ちなさい。何かあたしに渡すものがあるんじゃないの?」
「……クク……”紫電”のバレスタイン。あんた、士官学院じゃなくて
情報局
(
ウチ
)
に再就職しないか?今の給料の倍は出せると思うぜ?」
サラ教官の発言を聞いて口元に笑みを浮かべて振り向いた。
「……………………フン、そんなとこに再就職するくらいなら帝都で復活した遊撃士協会支部に舞い戻った方がよっぽどマシよ。」
レクターの言葉を聞いたサラ教官は厳しい表情で睨んだ後鼻を鳴らして不愉快そうな表情で答えた。
「やれやれ、馴れ合うつもりはないってことか。」
「当然。時間の無駄は嫌いなの。とっととよこしなさい。」
そしてレ
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