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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第112話
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クラスメイト達が今まで見た事のない文章に注目している中、リィンが代表して尋ねた。



「フフ、それについてはナイトハルト教官とレーヴェの二人から告げてもらおうかしら。」

「心得た。」

「了解した。」

サラ教官に視線を向けられた二人はそれぞれ頷いてリィン達の前に出た。



「―――マーシルンとルクセンベールを除いた諸君には各々の場所での実習の後、そのまま列車で合流してもらう。合流地点は帝国東部―――”ガレリア要塞”だ。」

「”ガレリア要塞”……!」

「共和国側に備える帝国正規軍の一大拠点……」

「通常の実習をこなした後で、そんな場所にいくんですか……!?」

ナイトハルト教官の説明を聞いたリィン達は顔色を変えてナイトハルト教官を見つめた。



「あくまで特別実習の一環としてな。”ガレリア要塞”では自分も実習教官として合流する。無論、あの場所ならではの特別なスケジュールをこなしてもらう予定だ。」

「特別なスケジュール……」

「へー、なんか面白そう!」

「面白がるな。」

嬉しそうな表情をしているミリアムにユーシスは呆れ

「ハハ、参加早々からハードな実習になりそうだぜ。」

「めんどくさいのじゃなきゃいいけど。」

「ついていけるかどうか、心配です……」

クロウは苦笑しながら答え、エヴリーヌはつまらなそうな表情で呟き、セレーネは不安そうな表情をした。



「………………」

「……どうした?」

一方目を閉じて黙り込んでいるエリオットに気付いたガイウスは尋ねた。

「う、ううん、何でもないよ。それよりさっきプリネとツーヤの名前はなかった事が気になったんですが……」

尋ねられたエリオットは答えを誤魔化した後ナイトハルト教官を見つめた。



「―――マーシルン、ルクセンベールの二人に関してはB班での”ジュライ特区”での実習後”クロスベル自治州”にて”特別実習”をしてもらう。なおその際は俺も実習教官として合流する。」

「”クロスベル自治州”……!」

「”西ゼムリア通商会議”が開催される場所ですね。」

ナイトハルト教官の代わりに答えたレーヴェの説明を聞いたリィンは驚き、エマは静かに呟いた。



「しかも時期を考えると”通商会議”の真最中だぞ……?」

「フム……一体どういう事だろうか?」

「ねーねー、二人はクロスベルで何をするの?」

ユーシスは目を細めて首を傾げているラウラと共にレーヴェを見つめ、ミリアムは無邪気な様子で二人に尋ねた。



「私達は”特務支援課”の皆さんと行動し、”支援要請”のお手伝いをする事になっているんです。」

「”特務支援
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