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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第112話
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な。」
「ま、ちょうどいいからこのまま実習地の発表と行きましょうか。」
そしてサラ教官はリィン達に実習地のメンバー表を配った。
『8月特別実習』
A班・リィン、ラウラ、エマ、ユーシス、ガイウス、ミリアム、エヴリーヌ、セレーネ
(実習地:レグラム)
B班・アリサ、フィー、マキアス、エリオット、クロウ、プリネ、ツーヤ
(実習地:ジュライ特区)
※2日の実習期間の後、指定の場所で合流すること
「これって……」
「ちぇ、プリネと一緒じゃないんだ……」
メンバー表と実習地を見たアリサは目を丸くし、エヴリーヌはつまらなそうな表情をし
「A班の”レグラム”は確かラウラの故郷だっけ。」
覚えのある場所を見たフィーはラウラに視線を向けた。
「ああ……クロイツェン州の南部に位置する湖畔の町だ。年中濃い霧に包まれ、多くの伝承が残る中世の古城などもある。」
「……中世の古城……」
ラウラの説明を聞いたエマは目を丸くして考え込んでいた。
「ふふ、休暇をとっていたら二度手間になるところだったな。」
「はは、確かに。それと、こっちの”ジュライ特区”っていうのは……」
「確か、帝国最北西の海岸にある旧自由都市の名前だな。帝国政府の直轄地だったはずだ。」
「あー、あそこかあ。8年前くらいにオジサンが併合した場所だねー。」
リィンの疑問に答えたクロウの説明を聞いて何かを思い出したミリアムは無邪気な笑顔を浮かべ、ミリアムの発言を聞いたリィン達は冷や汗をかいた。
「ミ、ミリアムちゃん……」
「もうちょっとオブラートに包んだ方がいいと思うのですけど……」
エマとツーヤは困った表情でミリアムを見つめ
「オジサンっていうと………」
「まあ、あの”鉄血宰相”のことなんだろうな……」
エリオットに視線を向けられたマキアスは複雑そうな表情で答え
「まったく……もう少し歯に衣を着せることを覚えろ。」
ユーシスは呆れた表情でミリアムに指摘した。
「なんでー?別に気にしないけど。」
「ミリアムさんじゃなくて、私達が気にするんですよ……」
「アハハ……」
首を傾げているミリアムにプリネが説明し、セレーネは苦笑していた。
「ふむ、とにかくどちらも気になる場所のようだが……この最後の一文はなんだ?今までにはなかったものだが。
「『※2日の実習期間の後、指定の場所で合流すること』……確かに、今までこんなことが書かれたことはなかったわね。」
「サラ教官、これは……?」
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