暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第112話
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「はあ、いい勝負だったんだが……」

「あはは……一瞬の隙であそこまで押し切られるなんてね。」

「さすが双子の姉妹ね……二人のコンビネーションに私まで押し切られるなんて。」

最後の模擬戦で敗北したマキアスは溜息を吐き、エリオットとプリネは苦笑していた。



「ふふ、さすがはラウラとフィー、竜の姉妹のツーヤとセレーネってところかしら。」

「フン、戦闘だけなら、2年生たちを入れても上位に食い込むだろうな。」

アリサとユーシスは4人を見つめて称賛した。



「ふふ、今回のはアリサとエマのサポートがあってこそだろう。」

「うん、わたしたちだけじゃあそこまでできなかったはず。」

「ええ。でなければあたしとセレーネだけでプリネさんに勝てませんでしたよ。」

「はい。わたくし達がプリネさんとまともに戦えたのはお二人の援護のお蔭です。」

称賛された4人はそれぞれ謙遜した様子で答え

「ふふ、そう言ってもらえると。」

4人の言葉を聞いたエマは微笑み

「とにかくみんな、よく頑張ったというところか。

ガイウスは静かな笑みを浮かべた。



「それにしてもリィンたち変則チームはやっぱりキモだったわね〜。2戦とも勝利を収めるなんてなかなかやるじゃないの。」

「はは、やっぱり先輩達の力が大きいと思いますけど。」

「エヴリーヌが手伝ってあげたんだから当然の結果だね。」

サラ教官の称賛にリィンは苦笑し、エヴリーヌは当然と言った様子で受け取り

「いやー、お前もなかなかのモンだったと思うけど。」

「うんうん、ボクも見直しちゃったかなー。」

クロウとミリアムは感心した様子でリィンを見つめた。



「――やれやれ、相変わらず突拍子もない模擬戦を……」

するとその時ナイトハルト教官が近づいてきた。



「あ……」

「ナイトハルト教官?」

予想外の人物の登場にアリサとリィンは目を丸くした。



「あら、実戦でも連戦なんて珍しくないのでは?実力が拮抗する相手にどう対処するかも兵法のひとつでしょう?」

「それに複数の対人戦は軍の鍛錬でも採用していると思うが?」

「……まあ、否定はしないが。」

サラ教官とレーヴェの指摘にナイトハルト教官は反論せず、静かな表情で頷いた。



「えっと、どうしてナイトハルト教官が?」

「ま、まさかこのまま教官と模擬戦なんて言うんじゃ……」

「あはは、違う違う。次の”特別実習”は、前々回の帝都と同じくちょっと変則的でね〜。彼も段取りに関わっているから、こうして来てもらったの。」

「変則的、ですか……?」

「なにやら思わせぶりだ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ