もう一匹の鬼ヴァサラ・・・
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「千明姉さん大丈夫か?」
「千明大丈夫?」
「あ、さくらさん、裏直哉君」
「千明、ここで何があったの?」
「・・・」
「さくら姉さんおかしいよ前鬼がいないよ」
「何ですって!!」
「千明どういう事前鬼君は何処なの?」
「マスター・・・
「・・・前鬼は・・・」
「さくら聞こえるか?」
!!
「米田長官。どうしたんですか?」
「さくら急いで帝劇に戻ってくれ詳しい事は帝劇で話す」
「わかりました、千明帝劇に戻るわ」
そして、さくら達と千明とゴキは、大帝国劇場に、帰還した。
大帝国劇場地下司令室・・・
「皆聞いてくれ、今回の事件は、千明の世界で起きた事柄が発端だそうだ、千明の祖母である役サキさんから、連絡があったんだ」
「それで、何があったんですか、マリアが、代表して米田長官に質問する」
「千明、ゴキ、サキさんがこう行ってたぞ邪悪な鬼が蘇ったと」
「邪悪な鬼ですって、千明のご先祖が使役していた前鬼と、ゴキ以外に鬼が存在していたの?」
「え、そうです。さくらさんそして帝国華撃団の皆さんこの件に関して、マスターの千明さんも知らされてないことですから」
「どういう事?ゴキ」
さくらが、ゴキに質問する。
「かつて、千明さんのご先祖様は僕と、前鬼を使役し、様々な悪と戦っていましたが、それが、千明さんの知る伝承ですが、本来は違うんです」
「え、どういう事、ゴキ?」
「千明さん、そして帝国華撃団の皆さん。実は僕と前鬼以外にもう一匹の鬼を使役していたんです。その鬼の名は・・・ヴァサラと言います」
「「「「「「「「「何だって!!」」」」」」」」」」
「ヴァサラには、僕と前鬼の押さえ役とリーダーとして、戦っていましたが、ヴァサラは、数々の戦いの中で、とある決断をしたんです」
「成る程、ゴキその答え、憑依の実の素体となる物。つまり人間を消滅させればと、考えたのかな?」
「その通りだよ。直哉君」
「そんなの無茶ですよ、たった一人で、人間全てを消滅させるなんて」
織姫が言う。
「確かに一人で、前人類を、殺すなんて無謀だ、いくら鬼とは言え」
「確かに、レニさんの言う通り、その当時ヴァサラも無謀と言う事は、知っていました」
「だから僕と前鬼も、彼の誘いを聞いた時、本気で悩みましたから」
「だから僕と前鬼は.ヴァサラを封印する事をその当時のマスターに進言し、見事封印に、成功したのです」
「その封印が、千明の世界の何者かの手により、封印が解かれたという事か?」
「はいそういう事になります」
「このまま彼を放置すれば、人類抹殺計画を発動させるか
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