第5話
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如し!」
さらにクルツは方術を使って、自分自身の身を固めた!
「うげっ…………あの術って………」
「クルツ先輩がよく使っている『方術・鋼』だね。味方で放たれるとありがたいけど、敵で放たれたら厄介なんだよね………」
クルツの行動を見てエステルはゲッソリし、アネラスは苦笑しながら答えた。
「う〜………とにかく物理攻撃が効きにくくなったのは痛いわね………」
「だったら、アーツや魔術で攻撃しよう!」
唸った後溜息を吐いているエステルをミントは元気づけた。
「そうね。……アネラスさん。時間稼ぎ、お願いできるかな?」
「オッケー!………まだまだこれからだよっ!はぁい!」
エステルの頼みに頷いたアネラスは防御力を犠牲にして攻撃力を高める背水の気合いのクラフト――風花陣で自分に活を入れた!
「さぁ、行くよ!」
「!!」
アネラスの見覚えのあるクラフトの構えを見たクルツは身構えた。そしてアネラスはクラフトを放った!
「まだまだまだまだまだまだぁっ! 」
「……………………」
アネラスのクラフト――八葉滅殺をクルツは槍で冷静に防いでいた。そしてアネラスが激しい連撃を放っている間にミントの魔術の詠唱が終わった!
「落っちろ〜!サンダ−ボルト!!」
「ぐあああああっ!?」
ミントが放った魔術の雷を受けたクルツは感電して、悲鳴を上げた!さらに続くように詠唱を終えたエステルの魔術が放たれた!
「闇よ、我が仇名す者を吹き飛ばせ!……黒の衝撃!!」
「グッ!?………ガハッ!?」
エステルの暗黒魔術を受けたクルツは壁まで吹っ飛ばされ、壁にぶつかり呻いた。そこにアネラスが集中して刀に闘気を集め始めた!
「はぁぁぁぁ……………!」
アネラスの集中によって、アネラスが持っている刀の刃の部分が光った!
「せい!」
そしてアネラスは刀を震い、光の刃をクルツ目掛けて放った!
「グワアアア!?不覚…………」
アネラスのSクラフト――光破斬を止めに受けたクルツは戦闘不能になった!
「やれやれ……。手加減したつもりはなかったが。どうやら、自分の負けのようだな。」
地面に跪きながらクルツは自分の敗北を宣言した。
「ふう………なんとか勝てた………」
「ミント、疲れたよ〜………」
エステルとミントは奥に来るまでの今までの戦闘とクルツとの戦闘によって疲労がピークに達していたので疲労感を隠せない様子で安堵の溜息を吐いた。
「う、うん……。さすがは『方術使い』……。3人がかりでやっと勝てたね……」
2人の言葉に頷いたアネラスも疲労感を隠せない様子で答えた。
「さて……工作員が無力化したこと
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