2章 最終回 乙女達の挽歌6 鬼王の正体と復讐者後編
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「私が再び負けるのか、この者達にーーーーならばこの体を貰うぞ、紫藤直哉」
「何だと!!」
最後の力を使い、京極が 直哉の体を奪おうとする。
「直哉君避けてーーー」
さくらは叫ぶが、直哉の体は身動きが取れずにいた。
「貰ったぞ、その体!!」
京極が、勝ち誇ったように、直哉の体に、近づいた時どこからか声が聞こえた。
「させぬその者達には触れさせぬ、異世界の者よ」
「何ーー貴様一体何者だ?」
「フ、我の事等気にするな、我は、彼らの守護者に過ぎない
「それにな我の力でこの者達も連れて来た」
「あれ、お姉ちゃんここは?」
「直哉君大丈夫?」
「わからないわ、私にしか聞こえなかった声が、私達をここに連れて来たの?」
「そうだ、ここにお前達が戦うべき者がいるから我が連れて来た」
「貴方は誰なんですか?」
「我は、真宮寺さくらと、紫藤直哉を守護する者」
「「ええーーーじゃあここは、紫藤直哉さん達の世界の空中要塞武蔵内部?」」
「その通りだよ、直哉君さくらさん」
「あれは大日剣!!と言う事は、金剛なのか?」
「・・・金剛だと違うぞ・・・久しぶりだな真宮寺姉弟よ」
「「なっお前は京極圭吾こちらの世界で、生き延びていたのか」」
「左様こちらの世界で、お前達に倒された後でもな」
「しぶといなあ、成る程直哉さんさくらさん僕達もこの武蔵での戦いに協力します。まずは、京極を倒しましょう」
「ああ」
「さくらさん協力お願いします」
「わかったわ、さくらちゃん」
こうして、桜天武&真双焔武VS大日剣の戦いが始まった。
戦いは数的有利の直哉達の圧勝かと思われていたが、京極も大日剣の操縦に慣れつつ次第に戦いは、拮抗していく。
だが直哉達は、この京極との戦いにこれ以上時間をかけるわけには行かず、一気に合体必殺技を放った。
そして、京極は大日剣と共に、爆炎の中に消えていった。桜天武と真双焔武は急ぎ、大神達の元へ向かった。
「・・・来たか」
「遅くなりました大神さん」
「さくら君、直哉君無事だったか、よかった」
「漸く来たな、真宮寺の者よ」
「鬼王さん。勝負です」
「良かろう」
そして2機の戦いが始まった。
「くっ」
「ぐっやるな」
「今です、破邪剣征・桜花放心」
「なめるな、破邪剣征・桜花放心」
二人の必殺技がぶつかり合いだが、徐々にさくらが押し負け始めた。
「「破邪剣征・桜花放心」」
そのときもう一つの桜花放心が鬼王に向け放たれた。
「何だと!!」
「馬鹿なもう一つの桜花放心だと!!」
鬼王と
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