第102話(SC篇終了)
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。エステル・ブライトっていいます。弟さんの家族で、姉弟で……一応恋人って事になるのかなあ?」
「心外だな……一応なんてつけないでよ。」
恥ずかしそうに自己紹介をするエステルにヨシュアはジト目で指摘した。
「で、でも……まだ慣れないっていうか……その……気恥ずかしっていうか………」
「まったくもう………ま、そういう所もエステルらしいけどね。」
「むっ………なによ。一人で余裕ぶっちゃってさ。そう言うヨシュアだって二人っきりになったら………って、す、すみません。挨拶をしてる途中で……」
「クスクス、別にそんなに緊張しなくてもいいですよ。ステラだった時にヴァレリア湖でエステルさんに伝えたようにエステルさんはヨシュアには勿体ないくらい、素敵な女性ですから大切な弟の恋人になってくれて、とても嬉しいですよ。」
ヨシュアに指摘した後緊張した様子で自分を見つめるエステルはカリンは微笑ましく見守りながら答えた。
「えへへ………そう言えばずっと気になっていたんだけど、一体どうやって”ステラ・プレイス”って言う偽名を思いついたの?イオンさん達の話だと”ステラ・プレイス”はカリンさんが考えた名前だって言っていたけど……」
「―――”星の在り処”。それが”ステラ・プレイス”に秘められている意味だ。」
エステルの疑問を聞いたレーヴェは静かな笑みを浮かべて答えた。
「へっ!?そ、そうだったの!?」
「うん。”ステラ”は”星”を意味し、”プレイス”は”場所”等を意味する言葉……その二つを組み合わせれば”星の在り処”という意味になるんだ。」
「そうだったんだ………」
「フッ、ステラ・プレイスは”星の在り処”を得意としているカリンのもう一つの名として相応しかったな。」
「む。”星の在り処”だけを得意としている訳じゃないわよ?二人がいつもその曲を要求するから、吹いていただけなんだからね。」
ヨシュアの説明にエステルが呆けている中、静かな笑みを浮かべるレーヴェの指摘にカリンはジト目になって答えた後気を取り直してヨシュアにある事を訊ねた。
「ねえ、ヨシュア。ちなみにエステルさんのどんな所を好きになったのかしら?」
「ちょ、ちょっとカリンさん………!」
「エステルを好きになったのは色々あるけど………一番はいつも明るく、前向きでお日様みたいに輝いてて……。そんな所が好きになったんだ。」
「!!」
ヨシュアの惚気と言ってもおかしくない言葉を聞いたエステルは顔を赤らめて、恥ずかしさのあまり背を向けた。
「ま、まったくもう……。よくそんな恥ずかしい言葉をシレッと口にできるわね……」
「あれ、嬉しくない?」
「嬉しいわよ!わ、悪かったわね!」
「怒ら
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