外伝〜幻焔計画と狂戦士の宣戦布告〜
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に看過してきた我々”使徒”全員のはずですわ。」
後悔した様子で語る盟主に第五、七、四柱はそれぞれ盟主に非がない事を伝える為に自分達の意見を口にした。
「いいえ、”空の至宝”の件を除いてこの事態を私はなかば想定していたのです。それでも私は………全ての決定を彼に委ねました。それがこの世界にとって必要と判断したがゆえに………ですから全ての責は……私にあるのです。」
「”盟主”よ……」
「なぜ御身はそこまで……」
「…………………この後しかるべき揺れ戻しが起きることが予想されますが……恐らく、その件に関しては七耀教会が動くことになりましょう。彼らに任せておきなさい。」
使徒たちの問いかけに何も答えず盟主は静かな口調で答えた。
「……承知しました。」
「ふふ……少し気になりますが御心のままにいたしますよ。」
「して、我々はこの後、どう動くといたしましょうか?
「…………………」
第四柱に尋ねられた盟主はしばらく黙っていたがやがて口を開いた。
「西方の鐘は鳴らされ、第一の盟約は解かれました。今、この時をもって『オルフェウス計画』がー、『福音計画』の完了と―――そして次なる段階――『幻焔計画』の始動を宣言します。」
「おお……!」
「うふふ……承知しましたわ。」
「はは、どうかお任せあれ。」
「我等”蛇の使徒”一同……」
「大いなる”盟主”の御心に沿うべく………」
「これより全身全霊を持って計画遂行に着手いたします。」
盟主の言葉を聞いた蛇の使徒達はそれぞれ答えた。その後カンパネルラは”星辰の間”から元の場所に戻った。
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