外伝〜幻焔計画と狂戦士の宣戦布告〜
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ドマスター)に渡しなさい!それは貴方如きが持っていい力ではないわ!」
”輝く環”を取り込んで凶悪な笑みを浮かべて笑い続けているバルバトスを第四柱が呆れた様子で見守っている中、第二柱は怒りの様子でバルバトスに指摘した。
「―――”深淵”、この場は私に預けなさい。」
「え……か、かしこまりました。」
そして盟主に制された第二柱は恐縮した様子で答えた。
「バルバトス・ゲーティアと言いましたね……貴方が持つその”闇”は今いる”執行者”達の誰よりも深い………”結社”に入るのならば”痩せ狼”をその手にかけた罪を許し、”輝く環”をしばしの間貴方に預ける事を許可します。」
「な―――――」
「盟主。恐れながら”輝く環”を預ける事まで許可するのは寛大過ぎると思われるのですが……」
盟主のバルバトスへの誘いに第二柱が絶句している中第五柱は盟主に意見をした。
「ククク……俺を許すだと?何故、”糧”となる貴様ら如きにこの俺が許されなければならない?」
「何……?それは一体どういう意味ですか。」
「クク、何をわかり切った事を……”糧”とは貴様らの事で、そして貴様ら結社はこの俺が更に強くなる”糧”という意味だ!その時が来るまで首を洗って待っているがいい!ハーハッハッハッハッハッ!」
盟主の誘いに対してバルバトスは凶悪な笑みを浮かべて答えた後盟主達に宣戦布告をして笑いながらその場から消えた!
「………退きましたか。」
「個人で”結社”全体に喧嘩を売るなんて滅茶苦茶すぎるだろ……」
「まさか”福音計画”の最後の最後でこんな事になるなんてねぇ……」
「カンパネルラ……あの男が現れたのはあの男につけられて、ここまで連れてきた貴方の責任よ。この責任、どう取るつもりかしら?」
バルバトスが消えると第七柱は静かに呟き、第四柱は呆れた様子で呟き、第六柱は呆けた様子で呟き、第二柱は責めるような口調でカンパネルラに追求した。
「も、申し訳ございません……!今すぐあの男を追い、”輝く環”を奪還してきます……!」
「―――よい。」
そして盟主に謝罪をしたカンパネルラが慌てた様子で去ろうとしたその時盟主が制した。
「”空の至宝”の件は予定外でしたが、『福音計画』ではあまりにも多くの犠牲を払ってしまった……ワイスマン……ヴァルター……いえ、それだけでなく計画にまつわる全ての犠牲も………全ての責はこの私にあります。」
「め、滅相もありませぬ!」
「……どうかご自分をお責めにならないでください。”白面”殿の死は自業自得というものでしょう。」
「もし責められるならば彼を諌めもせず
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