外伝〜幻焔計画と狂戦士の宣戦布告〜
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ヨシュアに拘りすぎたのは敗因の一つかもね。あのケビン君にもそのあたりを狙われたみたいだし。」
「………はいはい、わかったよ。でもまあ、私だって”十三工房”を預かる身だからね。ゴルディアス級の運用状況を確認する意味でも監視は続けさせてもらうよ。」
「ええ、それはお任せします。それより皆さん――そろそろ降臨なされますよ。」
「む……そうか。」
「うふふ……ドキドキしてしまうわね。」
全ての柱が見守っている中、カンパネルラはその場で跪いた。するとその時一際大きい柱が降りて来た!
「皆……揃っているようですね。」
「は……”第三柱”を除きまして全員、揃いましてございます。」
一際大きい柱―――”身喰らう蛇”のトップである”盟主”に第一柱は答えた。
「……ご苦労。カンパネルラも……我が代理としての見届け役、大儀でありました。」
「……恐れ入ります。すでに『福音計画』の顛末はご存知かと思いますが……もっとも重要な役目を果たさせて頂きます。」
盟主に答えたカンパネルラは教授の魔導杖を目の前に出した。すると魔導杖から光の球体が現れた。
「おお……!」
「それが……」
「七の至宝が一、”輝く環”か……!」
光の球体―――”輝く環”に他の柱達が魅入っている中、光が盟主の元に向かい始めたその時!
クク……感じるぞ、俺がもっと強くなる為の凄まじい”力”を……!
「え………」
不気味な男の声が聞こえ、その声を聞いたカンパネルラが呆けると何とバルバトスが盟主の前に現れた!
「な――――」
「お前は確か……」
「……”痩せ狼”を殺害した狂戦士―――バルバトス・ゲーティアとやらですね。一体どうやってこの場に現れたのです。」
バルバトスの登場に柱達が驚いている中第七柱は落ち着いた様子でバルバトスに訊ねた。
「ククク…………奴等に深手を負わされてあの塔から落下した時……俺は考えた。どうすればもっと強くなって最強の男になれるのかをな。そして奴等や貴様らが”輝く環”とやらを探している事を思い出し、答えが出た……!」
「!まさか――――」
バルバトスの話を聞いてある事を察した盟主が声を上げたその時バルバトスは”輝く環”を全身で受け止めた!
「な―――」
「”輝く環”を……!」
「ククク……感じる……感じるぞ、凄まじい”力”を……!ハハハハハハハハハッ!」
「滅茶苦茶な奴だな……」
「そんな呑気な事を言っている場合じゃないでしょう!?今すぐ貴方が取り込んだ”輝く環”を我らが盟主(グラン
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