外伝〜幻焔計画と狂戦士の宣戦布告〜
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を浮かべるカンパネルラの言葉を聞いて自分達に何が起こるか悟った強化猟兵達は後ずさりをした。
「なら、とっとと外の見物にでも行ってくるといい。君達に警備を命じた人間はもういないんだからさ。」
「そうさせていただきます!」
「そ、それではごゆっくり!」
「ふふ、これで彼らも用済みか。ま、記憶を奪って放り出すのも勿体ないから部隊ごと僕が引き取ろうかな。」
逃げるように慌てた様子で去っていく強化猟兵達を見守ったカンパネルラは強化猟兵達の今後を考えた後”聖堂”へと入り、”結社”の紋章である”身喰らう蛇”の紋章の中心で立ち止まった。
〜聖堂〜
「フフ、さすがに外の雑音もこの中までは聞こえてこないか。ま、そうでなくちゃ役目は果たせないんだけどね。」
紋章の上に乗ったカンパネルラが指を鳴らすと周囲の柱に”身喰らう蛇”の紋章が浮かび上がり、オルガンが置いてある正面には巨大なモニターが現れた。
「―――アクセル。No.0”道化師”カンパネルラ。”蛇の使徒”第三柱、ゲオルグ・ワイスマンに代わり”星辰の間”への立入を申請する。」
カンパネルラが呟くと空間が歪み、歪みが消えるとカンパネルラは謎の場所に立っていた!
〜星辰の間〜
「………待ちかねましたよ…………」
カンパネルラが謎の空間――”星辰の間”に立っているとどこからか謎の声が聞こえてきた。
「ふふっ………皆さん、お揃いみたいだね。」
カンパネルラが呟くとカンパネルラの周りに6本の柱が突然現れた!
「しかし………まさか”白面”が滅びるとは。」
「ふふ、どうやら古巣でおいたをしすぎたみたいね。ねえ、カンパネルラ。彼はどんな死に方だったの?」
柱の内の一本――”蛇の使徒”の一人、第五柱は驚いた様子で呟き、さらにもう一本――同じく”蛇の使徒”の一人――第二柱はカンパネルラに尋ねた。
「うふふ、それが傑作でね。頭のてっぺんから爪先までぜんぶ塩にされちゃったんだ。それで最期は粉々に砕け散っちゃった。」
「まあ………ゾクゾクしてしまうわね。ああ、わたくしもその場にいられればよかったわ。」
「”塩の杭”………ノーザンブリアに出現した特異点の産物だね。ふーむ、この目で実物を確かめたかったところだが………」
ワイスマンの死に第二柱が楽しそうな声を上げている中、第六柱からは考えている様子の声が聞こえてきた。
「ハハ、しかし意外だなァ。あんな抜け目のない御仁がそんな隙を見せちまうとはね。」
「………おそらく相手は”守護騎士”の一人であろう。それも今まで不在とされていた”第五位”に違いあるまい。」
「なるほどねェ……だからこそ隙が生じたか。そいつ、なんて名前なんだ?
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