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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
よく見ると開いてる
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い付いたレオンが口を開く。その間も俺は中の様子を見ようとチャレンジしているのは言うまでもない。

「俺がシリルを肩車すればいいんじゃね?」
「それだ!!」
「「もっと早く気付いて!!」」

少女二人はこの案がすぐに思い付かなかった俺たちに驚いているみたい。だけど、肝心の俺たちはすぐに肩車をして鉄格子から中の様子を伺う。

「うわっ、太ももが直に当たる」
「レオンちょっと黙ってて!!」

下になっているレオンが首元にピッタリとついている足が気になっている様子。だけどこれは仕方がないことだ。だってこのヒラヒラのスカートしかまともに穿けそうなのなかったんたもん。少しの間我慢してほしいね。

「あ・・・!!」

気を取り直して中を見てみると、そこには案の定捕らえられているエクシードたちの姿があった。しかも、みんな心なしか痩せ細ってる上に、服もボロボロで、相当コキ使われているのが一瞬で見てとれた。

「みんな!!」
「「「「「!!」」」」」

よほど恐怖を感じているのだろうか、俺が声をかけると彼らは体をビクつかせながら扉から距離を取る。しかし、俺の顔を見た途端、恐怖に包まれていた顔が明るくなっていくのが見てとれた。

「あなたはいつか・・・」
「なんでここに?」

彼らも村のエクシードたちと同様に俺のことを覚えていてくれたらしい。でも、今は再会の余韻に浸っている時間はない。

「待ってて、すぐ助けるから」

そう言ってレオンから下ろしてもらうと、すぐにドアノブへと手をかける。しかし、ここで大きな問題が発生した。

「あ・・・開かない・・・」

ドアノブが回らないのである。そういえば、さっき鍵をかけ直していたから、そうなるのは当然の結果か。

「くっ!!この!!」

仕方ないので蹴ったり体当たりしてみるが、固い鉄でできている扉はガンガンと大きな音を立てるだけで、一切開く様子がない。

「シリル落ち着いて!!」
「あたしたちの魔法で壊せばいいんだよ!!」

息が上がっている俺を見てウェンディとシェリアがそう言う。それもそうだな、それが一番簡単――――

「あれ?ちょっと待って?」

二人の意見を聞いた後、あることが気になったのでレオンにもう一度肩車してもらい部屋の中を見る。

「これ・・・ダメかも」

ボソリとそう呟いた理由は簡単だ。みんなが捕まっている部屋はかなり狭い。もし扉を壊すために魔法を放つと、力加減をミスしてしまうと中のエクシードたちまで巻き込まれるほどの広さしかない。

「扉を壊すのもダメみたいだ」
「そんな・・・」

そのことを伝えるとどうすればいいのか考えに困ってしまい、なんとか知恵を絞り出そうとしているウェンディ。

「さっきの人追いかけて鍵
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