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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
よく見ると開いてる
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かしたら、捕らえられているエクシードたちへの食事についての話なのかもしれない。

「食料庫から適当に持っていけ」
「わかったよ」

話し終えたと思われる二人組は、次の行動に移るためになのか、別々の方向へと歩き始める。

「どうする?」
「後をつけるか?」

通路の影から彼らの様子を覗き見しているシェリアとレオンが会話を聞いていた俺たちにそう聞く。ここはどうするのが一番正しいのだろうか?基本討伐系の依頼しかしたことがないから、こういうのはさっぱりわからない。

「行く・・・しかないか」

だけど、何もせずにただ見ているわけにもいかない。運がいいのかわからないが、食料庫に向かったと思われる人物はギルドの中ということで全く警戒心の欠片もない。尾行するのは簡単だと思う。

「慎重にね」
「わかってるって」

必死に気配を消して前を歩く男をコソコソと追いかけ始める。度々人の話し声がしては来るけど、誰も彼も侵入者がいるなどとは思っていないらしく、特に何事もなく追跡を続けることができた。

「オラ!!飯の時間だぞ!!」

地下へと続く階段を降りていくと、鉄格子の付いたドアの前に先程食料庫からパンやらを持ってきていた男がいる。彼は腰にかけている鍵を使ってドアを開けると、乱暴に木枠に入っているパンを部屋の中へと投げ込む。

「ひどい・・・」
「もっと優しくしてあげてもいいじゃん」

それを影から見ているウェンディとシェリアは、男の態度の悪さとエクシードたちへと扱いのひどさに怒りを感じている。無論、それは黙って状況を読み取っている俺とレオンも同様だ。

「時間が来たらまた来るからな!!それまで大人しくしてろよ!!」

ドアに鍵をかけ、男の頭の位置にある鉄格子から中を睨みながらそう言うと、そいつはその場を離れていく。

「行ったかな?」
「たぶんね」

カツカツと足音を立てて登っていく男の背中を見送りながら、隠れていた壁の後ろから顔を出しつつ周りを見回す。今のところ、周囲に敵はいないような気がするなぁ。

「シリル。今のうちに」
「了解」

相手に悟られないうちにと男がパンを投げ入れたドアの前へと駆け出す。俺たちの頭の位置よりも高い位置にある鉄格子に手をかけてジャンプしながら中の様子を覗き見る。

「シリル・・・」
「なんか猫みたいになってるよ」
「う・・・うるさいな」

ピョンピョンと何度もジャンプしている俺を見て、猫じゃらしで遊ばれているセシリーたちの姿でも思い出したのか、哀れみの視線を送ってくるウェンディとシェリア。こんなところでも背が低いのが影響してくるとは・・・これから毎日牛乳飲もうかな?背を伸ばすために。

「なぁ、思ったんだけどさぁ」
「ん?」

すると、何か思
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