第十章 仮想世界
第1話 仮想世界、だと……!?
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頭が弾けそうな位恥ずかしいセリフだ。
と、突然ポケットの中にある携帯がリズムよく震えた。
誰からだろう……と思って携帯の画面を見ると令音さんからの電話だった。
嫌な予感が……
士道「はいもしもし」
令音『今日もデートに育んでいるようだね』
士道「あれはたまたまっていうか……って、育んでいるっておかしくないですか!?」
令音『そうだったかな?私にはそう見えたのだが』
士道「あのですね……いや、先に本題に入ってください」
令音『うむ、そうだな。結論から言えば、新しいゲームができた』
士道「はぁ……」
ゲーム………マイ・リトル・しd…………うっ、頭が………!
令音『……いい表情だ。察しがいいねシン。そう、あの名作『マイ・リトル・シドー』の続編だよ』
……………頭が頭痛で痛い。日本語がおかしくなるくらい痛い。
士道「やっぱりですか……よく作る暇がありましたね」
令音『うむ。みな不眠不休で作っていたんだ。是非シンに見てもらいたくてね。今から〈フラクシナス〉へ来て欲しい。涙子も一緒にね』
士道「佐天さんも?………わかりました」
と言ってピッと電話を切る。
佐天「令音さんからですか?」
士道「あぁ……新しいゲームが出来たんだって。今から来て欲しいんだとさ」
佐天「行ってらっしゃいです」
士道「佐天さんも呼ばれてたぞ?」
佐天「へ?何でですか?」
士道「分からん……でも行かなきゃいけないんじゃないか?」
佐天「マジですか……」
士道「マジですよ」
佐天「………今日カレーだったのになぁ」
その言葉を聞いて、士道は大好物が無くなりそうな危機感に肩を落とした。
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さて。『マイ・リトル・シドー』続編のことについてサラッと説明しよう。
舞台はここ、天宮市であり、仮想世界に旅立ってまるで現実世界と同じように動き回りデートのシミュレーションをする。
ここには仮想世界に行く機械が何台もあるので実際に仮想世界でデートしても好感度的には問題ないし、身体疲労も無い。
まさに士道にはうってつけのゲームだ。
だが………一つだけ言いたい。
士道「仮想世界、だと……!?」
本当、よくわからんことになってきた。
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