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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第109話
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その後トワの頼みで編入生の生徒手帳を受け取ったリィンはその後に自分のアークスに来たサラ教官の通信によって様々な場所を駆け回っているミリアムを寮に連れ帰る事になり、アリサとセレーネにも協力してもらいながら学院中を駆け回るミリアムを捕まえた後、ミリアムと共に寮に向かっていた。



〜夕方・トリスタ〜



「いや〜、それにしても楽しかったねー♪この街のフンイキもいいし、ボク、気に行っちゃったかも!さ〜て、明日はどこに行こうかな〜。」

「やれやれ、呑気だなあ……探す方の身にもなってほしいんだが。」

「ミリアムさん、学院中を駆け回っていましたからね……」

無邪気な笑顔で呟いたミリアムの言葉を聞いたリィンは疲れた表情で溜息を吐き、セレーネは苦笑していた。



「そうだミリアム。ARCUSの番号を交換しておかないか?いざという時に連絡がとれるようにしておきたいし。」

「うん、いいよー?えっと、ボクの番号は……」

そしてリィン達はミリアムと通信番号を交換した。



「寮に戻ったら他のみんなのも教えてねー。」

「ええ、いいわよ。」

「えへへ、やったー。……あ、そうだ!あとでレクターやクレアにも連絡してみよーっと。」

無邪気な様子でサラリと呟いたとんでもない人物達の名前を聞いたリィン達は冷や汗をかいた。



(やれやれ……普段は年相応の女の子にしか見えないんだけど。)

(アハハ……でも、悪い方ではないと思いますよ?)

呆れた表情をしているリィンの小声にセレーネは苦笑しながら答えた。



「そう言えば……あの大きいのはどうしてるの?」

「んー、ガーちゃんのこと?それならボクのすぐ近くにいるけど。」

「え。」

アリサの質問に答えたミリアムの答えを聞いたリィンが呆けたその時

「―――出て来て。」

「―――――」

ミリアムが片手を掲げるとアガートラムがミリアムの背後に現れた。



「まあ……」

「ミ、ミリアム!こんなところで出したら……!」

アガートラムの登場にセレーネは目を丸くし、リィンが慌てたその時

「な、なんだアレ!?」

「銀色の人形……!?」

街の子供達が興味津々な様子でリィン達に駆け寄った。



「すっげー!これ兄ちゃんたちの!?」

「かっこいいー!」

「ふふん、でしょでしょ?」

「―――――」

子供達のはしゃぎようを見たミリアムは自慢げに答え、アガートラムもどことなく嬉しそうな様子を見せた。



「あ、あなたね……」

(はあ……前途多難だな……この子には学院生活での常識っ
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