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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第109話
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ていうのを何とか教えないとな……)

その後、興奮する子供達を何とか家に帰るよう説得し……ミリアムに再びアガートラムを隠させてから、溜息をつきつつ第三学生寮へと戻るのだった。



〜第三学生寮〜



「よ、お疲れ〜。」

「お帰りなさいませ皆様。」

リィン達が寮に戻るとクロウとシャロンが出迎えた。



「お先にくつろがせてもらってるぜー。」

「ク、クロウ先輩……!?」

「どうして第三学生寮に……?」

「ああ、Z組へ参加するにあたってこっちに住む事になってな。」

「ええっ!?」

「さ、さすがに突然すぎるような……」

クロウが第三学生寮に住む事を知ったリィンは驚き、セレーネは冷や汗をかいた。



「いやー、それにしてもシャロンさんの淹れたコーヒーは絶品ッスねえ。こんなことならさっさと参加しておくんだったぜ。」

「ふふ、クロウ様ったらお上手ですわね。よろしければ先程焼きあがったお菓子も持ってまいりましょうか?」

「お、それじゃあお願いするッス。」

クロウの言葉に答えるかのようにシャロンはその場を退出してキッチンに向かった。



「―――てなわけで急になっちまったがこれからヨロシクな♪」

「いきなり馴染んでるみたいですね……」

「シャロンも順応早すぎっていうか……」

「まあまあ……それだけシャロンさんが有能って証拠じゃないですか。」

「あはは、それじゃあクロウもみんなと一緒に住むんだねー。」

ウインクをするクロウを見たリィンとアリサは呆れ、セレーネは苦笑し、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべた。



「おう、新入り同士よろしく頼むわ。第二学生寮からの引越しもついさっき終わったトコでな。どうやら、お(リィン)の向かいの部屋になったみたいだぜ?」

「そ、そうですか。(それは随分と賑やかになりそうだな……)」

普段から騒がしいクロウが向かい側の部屋になったことにリィンは疲れた表情をした。

「いやー、それにしても大変だったぜ〜。前の部屋は私物置き場にするつもりだったんだが、トワがうるさくてよー。」

「当たり前ですよ……」

「さすがにこちらに住む事になったのに、空いている部屋を私物置き場にするのは問題がありますよ……」

疲れた表情で言ったクロウの話を聞いたアリサは呆れ、セレーネは苦笑していた。



「はは……まあとにかくお疲れ様です。それじゃあ……改めてこれからお願いします、クロウ先輩。」

「おう、よろしくな。っと、そういやもう同じクラスなんだし、敬語はナシにしようや。先輩もいらねえし、タメ口でいいぜ?」

「そ、
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