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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第108話
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間違いないと思うよ。」

「ル、”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”?」

「一体何なのだ、その異名は?」

フィーが呟いた言葉を聞いたマキアスは戸惑い、ラウラは尋ねた。



「”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”……メンフィル軍の将、皇族の中でも最も好戦的で残虐的な性格をしているから、そう呼ばれている。ちなみに”殲滅天使”もその中の一人。」

「レン姫が……」

「フン、確かにヘイムダルの時も二人共戦闘を楽しんでいたな。」

フィーの説明を聞いたガイウスは驚き、ユーシスは鼻を鳴らして呟いた。



「後リウイ陛下にエヴリーヌさんの事を聞いてわかったのですが……あたしやプリネさん達と同じ”権限”も持っているそうです。」

「プリネ達と同じ”権限”って……」

「――――相手が何者であろうと襲って来た際は”正当防衛”として殺害も認めるユーゲント皇帝陛下直々が出したあの”権限”か。」

ツーヤの説明を聞いたアリサは目を丸くし、ユーシスは真剣な表情になり

「だ、大丈夫なの……?そんな残虐な性格をしているエヴリーヌがその”権限”を持つなんて。」

エリオットは不安そうな表情でプリネを見つめて尋ねた。



「大丈夫ですよ。エステルさん達と行動していた時も”敵”は殺しませんでしたし、お父様やリフィアお姉様も強く言い聞かせたそうですし、今のエヴリーヌお姉様は罪もない人を無差別に殺すような性格ではありませんから。」

「それに既にお分かりかと思いますがエヴリーヌさんはプリネさんを溺愛していますから、こう言っては何ですがプリネさんの頼み事ならある程度なら聞いてくれるんです。」

「確かに彼女のプリネに対する接し方は微笑ましいな。」

「フフッ、本当の姉妹のようにも見えましたね。」

プリネとツーヤの説明を聞いたガイウスは静かな笑みを浮かべ、エマは微笑み

「ふふっ、いっそアリサは彼女に弓の技を教えてもらったらどうだ?エヴリーヌは何といってもかの”魔弓将”。最高峰の弓使いとも言われている程だぞ?」

「う〜ん、そう言われてもヘイムダルの時に見せたあの威力や命中力もそうだけど、高速で矢を番えた後すぐに放つ動作とかとても真似できないと思うのよねぇ。」

ラウラに促されたアリサは苦笑しながら答えた。



「……エヴリーヌさんに関してもミリアム同様、見守って行こう。」

「……そうだな。」

「ん。敵だと恐ろしいけど、味方だととんでもなく心強い存在なのは確かな事だしね。」

そしてリィンの意見にマキアスとフィーは頷き、仲間達もそれぞれ頷いた。



「そういえば……あのクロウって先輩だけど。リィンは親しいみたいだけどどうい
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