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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第107話
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リーヌが教室に入ってきた。
「え……」
「なっ……!?」
「ヘイムダルの時にオレ達を助けてくれた……」
エヴリーヌの登場にエマは呆け、ユーシスは驚き、ガイウスは目を丸くし
「エ、エヴリーヌお姉様!?」
「まさかリウイ陛下が編入させた学生と言うのは……」
プリネとツーヤはそれぞれ信じられない表情でエヴリーヌを見つめ
「ん、エヴリーヌだよ。ちなみに名目はプリネの”4人目の護衛”。そういう訳でよろしく。」
エヴリーヌは静かに頷いてリィン達を見回した。
「ええっ!?」
「プ、プリネの護衛って……」
「戦力過剰すぎ。レーヴェとツーヤだけでも十分戦力過剰なのに、”魔弓将”まで護衛に回すとか”英雄王”はどんだけ過保護なの?」
「ア、アハハ……」
エヴリーヌの自己紹介を聞いたエリオットは驚き、アリサは信じられない表情でプリネを見つめ、ジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたプリネは苦笑した。
「というかエヴリーヌさん、本当に授業について行けるんですか?」
「ん。レンから教えてもらったから大丈夫。」
「へっ!?」
「レ、”レン”ってまさか……!」
「プリネの妹―――レン姫なのか?」
ツーヤの疑問に答えたエヴリーヌの話を聞いたリィンは驚き、マキアスは信じられない表情をし、ラウラは目を丸くした。
「そうだよ。エヴリーヌが編入する話が決まった時、リウイお兄ちゃんがレンにエヴリーヌにこの学院の授業についていけるように教育を頼んだの。」
「レ、レン姫がトールズ士官学校の授業についていける教育をしたなんて、正直信じられないないのですが……」
「馬鹿な……幾ら”天才”とは言え、13歳なのに教師の真似事までできるのか!?」
エヴリーヌの説明を聞いたエマは表情を引き攣らせ、ユーシスは信じられない表情で声を上げた。
「アハハ、まあレンですし。」
「レンさんなので、そのくらいは当然かと。」
「同感だ。奴にしてみれば、その程度の事、片手間でできる事だろう。」
そして納得した様子で言ったプリネやツーヤ、レーヴェの話を聞いたクロウとミリアムを除いたその場にいる者達は全員冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「ま、そういう事だからこれからはまた一緒だね、プリネ♪」
「フフッ、クラスメイトとしてもよろしくお願いしますね、エヴリーヌお姉様。」
嬉しそうな表情で自分に抱き付いたエヴリーヌをプリネは微笑みながら見つめた。
「あたしもよろしくお願いします、エヴリーヌさん。」
「えっと……わたくしはツーヤお姉様の妹のセレーネと申します。姉共々
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