外伝〜新たな出会い、そして工匠都市へ〜
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た。
「フフ……さすがリフィアお姉様ですね。相手が魔神であろうと変わりありませんね。」
驚いていたプリネだったが、やがて微笑んだ。
「うふふ、さすがリフィアお姉様!レンも見習わなくっちゃ!」
「……相変わらず、お前には驚かされるな。」
レンとリウイも同じように口元に笑みを浮かべて言った。
「………さすがはリウイ様の血を引く御方。今後のメンフィルが楽しみですわ。」
「あら♪私の血を引いている事も忘れないでよ♪」
「フン。貴女の血を引いていなければ、リフィア様の放浪癖はなくなっていたんではなくて?」
「なんですって〜?」
「ふ、2人とも落ち着いて下さい。」
今にも喧嘩をしそうなファーミシルスとカーリアンを見たペテレーネは慌てて仲裁を始めた。
(……ご愁傷様、ディアーネ。……リフィアに目をつけられたら、逃げられないよ?ま、同じ深凌の楔魔として愚痴ぐらいなら聞いてあげるよ。)
エヴリーヌは溜息を吐き、ディアーネの不運を哀れんだ。
「リフィアさんって、凄いですね、イリーナさん。ご主人様のお父さんがリベールにとって英雄なのはあたしでも知っているぐらいなのに、そんな人を驚かせるんですから。」
「ええ………それにとても明るくて優しい方よ……私や妹もリフィア様の明るさと優しさのお陰で、両親を亡くした悲しさを乗り越えられたんだから……」
ツーヤの言葉にイリーナは昔を思い出し、遠い目をして答えた。
「フフ………さすがはシルフィア様の血を引くだけあって、勇敢な方ですね。」
「………ぜひ、フィーノ達と出会って欲しかったな………」
ロカやフォーチュラも同じように口元に笑みを浮かべた。
「………そこのエルフはともかく、マーズテリアの神官戦士。本気で俺達と行動を共にする気か?」
ロカやフォーチュラの事をどうするべきか気付いたリウイはロカに尋ねた。
「はい。それが何か?」
「………お前達からすれば、俺はお前達の模範であった者の神核を奪わなければならない事にしてしまった存在だぞ?」
「……シルフィア様の事ですね。存じ上げております。あの方こそ、真のマーズテリアの聖騎士なのですから……」
「そうだ。なのになぜだ?お前達からすれば、俺達は忌むべき存在だろう。」
「私は光と闇は争わず、手を取り合っていけると信じています。……それをリウイ様達やウィル達が証明してくれていますから……」
そう言ってロカはリウイ達に微笑んだ。
「…………変わった女だ。神殿からの処罰が怖くなければ勝手にしろ。」
「はい。ありがとうございます。」
「……貴方達の出会いにルリエンに感謝を……」
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