外伝〜因縁の再会〜前篇
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た。
「………もしよろしければ、私がご案内いたしましょうか?」
「……よろしいのでしょうか?」
エクリアの申し出に驚いたプリネは尋ねた。
「はい。……その代わりといってはなんですが、教えて欲しい事があるのですが……」
プリネに答えたエクリアはイリーナに一瞬目を向けた後、言った。
「……わかりました。ただ私が説明するより、もっと適任な方がいらっしゃるので宿屋までお願います。」
エクリアの意図を理解したプリネは真剣な表情で頷いた。
「では、こちらです……」
そしてエクリアはプリネ達を宿までの道を案内し始めた。
「………そう言えば、リフィア様はご健勝でしょうか?」
宿屋への道を歩きながら、エクリアは尋ねた。
「ええ。実は一緒に来ていたのですが、プレイアに着くなり『セリカとマリーニャに会いに行って来る!』と言って、エヴリーヌお姉様や妹のレンを連れて、止める間もなく行ってしまったんです。」
「そうなのですか………それにしても、何故メンフィルからレウィニアに?」
「実はセテトリ地方に用がありまして、レウィニアによったのは旅の休憩をするためによったのです。」
「そうだったのですか………あの、リウイ様は……」
プリネの説明に頷いたエクリアが尋ねかけたその時
「あ……もしかして、この建物が宿屋ではありませんか?」
イリーナが宿屋のマークがある建物を見て、言った。
「そのようですね。……道案内、ありがとうございました。」
「「ありがとうございました。」」
エクリアにお礼を言うプリネに続くようにツーヤやイリーナも頭を下げてお礼を言った。
「いえ……それほど、大した事はしていないので……あの……」
プリネ達のお礼を謙遜しながら受け取ったエクリアがある事を再度尋ねようとしたその時
「はぐれたと思ったが、こんな所にいたか、3人共。」
「よかった……」
「心配しすぎよ、ペテレーネ。プリネももう、18歳じゃない♪」
「そうよ。気持ちはわかるけど、貴女はちょっと過保護すぎだわ。」
なんとカーリアン、ファーミシルス、ペテレーネを引き連れたリウイがプリネ達の後ろから声をかけ、プリネ達に近付いて来た。
「お父様。……その……こちらの方に案内してもらいました。」
「ほう……ならば娘が世話になった礼をしないとな。」
プリネの答えを聞いたリウイはエクリアを見た。
「!!」
「え!」
「嘘!?」
「なっ!貴様は!」
エクリアを見たリウイは目を見開いて驚き、ペテレーネやカーリアンは声を上げて驚き、ファーミシルスは驚いた後連接剣を構
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