第3話
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「もう……お母さんったら………」
レナの答えを聞いたエステルは呆れて溜息を吐いた。
「それにせっかくできた可愛い孫娘に嫌われたくなんてないもの。」
そう言ったレナはミントの頭を撫でた。
「えへへ………」
頭を撫でられたミントは気持ち良さそうな表情で喜んでいた。
「結局はそこなのね……もう〜、みんなして、ミントに甘いわね〜。」
((……………………))
「ア、アハハ………………」
「……その子を一番甘やかしている貴女がそれを言う?」
エステルの言葉を聞いたパズモとサエラブは呆れている様子で黙っていて、テトリは苦笑し、ニルは呆れて溜息を吐いた。
「フフ……さて………と。話はここまでにして、エステルの正遊撃士になったお祝いと新しい家族や友達の歓迎会をしなくちゃね。」
「あ!あたし、久しぶりにお母さんのオムレツ、食べたいな!」
「オムレツ!?ミントも食べたい!ミント、卵が大好きだもの!!」
レナの提案にエステルは真っ先に反応し、ミントは大好物の卵料理を聞くと、目を輝かせた。
「フフ、そう。ブライト家のオムレツは特製だから、楽しみに待っていてね。…………………うん、こんなものかしら。じゃあ、悪いけど今から買物に行ってくれるかしら?私は今から下ごしらえを始めるから。」
メモに買って来る物を書いたレナはエステルに渡して頼んだ。
「うん!ミント、みんなも一緒に行こう!ついでにロレントを案内するわ!!」
「はーい!」
(フフ……すっかり元気が戻ったようね。)
(ああ。)
「フフ……ニル達を見て、騒ぎにならなきゃいいけどね。」
「ア、アハハ……(どう考えても天使のニルさんがいる時点で騒ぎになりますよ………)」
そしてエステル達は買物をするためにブライト家を出た。
「それじゃあ、あたしもエステルの事、ギルドに報告して来ますね。ご馳走、楽しみにしていますよ、レナさん。」
「ええ、腕によりをかけて作るから期待していていいわよ、シェラちゃん。ただし、お酒はほどほどにね?」
「タハハ……了解しました。」
レナの言葉に苦笑したシェラザードはエステル達と同じようにブライト家を出て行った。
「フフ……ミントを見ていると、新しい子供が欲しくなって来るわ。」
カシウスと2人だけになったレナは微笑みながら、とんでもない事を言った。
「そ、そうか?よーし、それじゃあ早速今から部屋で頑張ろうじゃ……」
レナの言葉に反応したカシウスは口元に笑みを浮かべて言いかけた所を
「別にいいけど、もちろん常識の範囲内で。私はこれからあの子達の祝いのためのご馳走の支度があり
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