第3話
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ズモやニルの主でもあったようだからね………当然、忘れているだろうから、2人の分も込めた最高の一撃でぶん殴ってやるわ!」
「あ、あわわ…………前にも言いましたが私なんかの為に、そんな事止めて下さい!下手したら殺されちゃいますよ!ご主人様、冗談とか本当に通じない人ですし!」
一方エステルは頬を膨らませていつかセリカを殴る事を言い、その様子にテトリは慌てた。
「フフ……神を恐れぬどころか”神殺し”をも恐れないなんて、エステルぐらいよ。本当に面白い娘ね♪」
ニルは”神殺し”であるセリカを恐れないエステルを見て、口元に笑みを浮かべていた。
(……”神殺し”か。我も知識として知っていたが、まさかお前達の以前の主だったとはな………)
(………セリカは決して自分から望んで”神殺し”にはなっていないわ。……さまざまな運命が絡み合った結果、そうなってしまったのよ……)
サエラブはパズモを見て、見られたパズモはセリカが”神殺し”になった経緯を思い出し、悲しそうな表情をした。
「……とりあえず、話を戻すぞ。………ル=ロックルにはパズモ達は連れて行くな。」
「え!なんで!?」
カシウスの言葉にエステルは驚いた。
「ル=ロックルはお前自身の実力を上げる訓練所。パズモ達がいれば、お前は彼女達に頼ってしまうだろう?自分自身の実力を底上げするためにも彼女達は連れて行かない方がいい。」
「う”〜……仕方ないか………悪いけど、しばらくの間、留守番をしてもらっていてもいい?」
カシウスの説明に納得したエステルは唸った後、パズモ達に確認した。
「わかりました。エステルさんもミントさんも頑張って下さい。」
(……今後の戦いのためにもエステル自身、強くならないとダメだものね。いいわよ。)
(………しっかり修練して、見違えて来い。)
テトリやパズモ、サエラブは頷いて了承の返事をした。
「う〜ん……エステル達が修行に行っている間、何もする事がないから暇になるわね……」
ニルは暇ができた事に退屈そうに溜息を吐いた。
「ああ、その心配は必要ないぞ?」
「え?」
そしてカシウスの言葉にニルは驚いた。
「エステル達がル=ロックルにいっている間……4人には遊撃士協会を手伝ってもらうつもりだ。……実力ある者が4人も暇を持て余しているんだ。クーデターの件もあって、今のリベールの遊撃士協会は
猫の手も借りたいほどだ。きっと歓迎されるぞ?」
「………ちょっと、父さん?まさかそっちが本命だったりとかしないわよね?」
カシウスの話を聞いたエステルはジト目でカシウスを見た。
「ギクッ……そんな事はないぞ?」
ジト目で見られ
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