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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第3話
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メンフィルの王達はかつて共に戦った戦友。”闇夜の眷属”もニルや人間と変わりない存在だってわかったからね。だからリフィア達とは親しいし、さまざまな種族に慕われているこの娘の将来を見てみたいからね。だから、契約しているのよ。」

「え”!?ゆ、幽霊って存在するの!?」

ニルから出たある言葉にエステルは驚き、恐る恐る尋ねた。

「もちろんいるわよ?幽霊どころか、不死者……エステル達にわかりやすくいえば、ゾンビね。そういった既に死んでいて彷徨っている存在なんて、ニルの世界にはたくさんいるわ。」

「ひ、ひえええ〜!!」

「ニルさん達の世界にはお化けさんがいるんだ……ミント、怖い……!」

ニルの説明を聞いたエステルは悲鳴を上げた。また、ミントも怖がった。

「あら?もしかして、エステル………幽霊や不死者とかダメなの?」

「あ、当たり前でしょ!?怖いに決まっているじゃない!」

首を傾げているニルにエステルは怒鳴った。

「……それにしても、貴女の前の契約者って色々と凄いわね………ファーミシルス大将軍のような”飛天魔”や最強の存在である”魔神”すらも使い魔にしていたって………一体、どんな化け物よ?」

一方シェラザードはニルの前の主がどんな人物か気になった。



「あ、セリカ?セリカは”神殺し”だから、その呼び名の通り、神を超えている存在だからね。人によっては化物と呼ぶかもしれないわね……」

「か、”神殺し”!?何よそれ!?」

ニルから出た物騒な呼び名にシェラザードは驚いた。

「その呼び名の通り、”神”を”殺して”、その肉体を奪って生きている存在よ。……”神殺しが居る所に災いあり”と語られるほど、セリカは世界から敵扱いされているわ。………まあ、セリカを襲って来た者達はほとんど、セリカの剣技か魔術で瞬殺されているけど。神の力を持つセリカが放つ魔術はすさまじい威力だし、セリカの剣技――”飛燕剣”は伝説クラスの剣技でもあるし、その剣技をセリカは悠久の時を生きながら常に使い続けているから、そこらへんの剣豪には負けないわ。」

「………話が大きすぎて、夢物語を聞いているような気分よ………」

「ふ〜む……機会があれば、ぜひ手合わせをしたいな………それにその”飛燕剣”とやらがどういった剣技なのかも気になるな………」

「もう………いい年をして、何を言っているんですか…………」

ニルの説明を聞いたシェラザードは溜息を吐き、カシウスはセリカと手合わせをしたいと思ったりセリカの剣技が気になり、その様子を見たレナは呆れて溜息を吐いた。

「ふんだ。”神殺し”か何だか知らないけど、自分が契約していた子を忘れる薄情者はいつかあたしがぶん殴る!!テトリどころか、パ
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