第98話
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姿とヨシュアと同じ琥珀の瞳を持つ素顔”が顕わになった!
「やっと………会えたわね……ヨシュア……レーヴェ……」
「あ…………」
「カ……リ……ン…………」
素顔が顕わになったステラに微笑まれたヨシュアとレーヴェは呆けた表情をした。
「そ、それがステラさんの素顔……って、ちょ、ちょっと!?な、何でそんなにヨシュアと似ているのよ!?し、しかも”カリン”って名前は確かヨシュアの死んだお姉さんの名前じゃない……!」
「うふふ、エステルったらまだ気づかないなんて、相変わらず鈍いわねぇ……ここまで決定的な証拠が揃ったら、ステラお姉さんが誰なのか誰だってわかるわよ♪」
「いや、事情を知らない奴からしたら絶対にありえない事だから、わからないだろ……」
ステラの顔を見つめて呆けていたエステルだったが、ステラがヨシュアの容姿と非常に似ている事に気づくと信じられない表情でステラを見つめ、エステルの様子をからかいの表情で見つめているレンをルークは苦笑しながら指摘した。
「―――改めて自己紹介をさせて頂きます。私の本当の名はカリン・アストレイ。ヨシュアから既に私の事は聞いていると思いますが、ヨシュアの姉です。」
ステラ――――かつて『ハーメルの悲劇』で死んだはずのヨシュアの姉であるカリン・アストレイは名乗り上げ
「ええええええええええええええっ!?ステラさんがヨ、ヨシュアのお姉さんのカリンさんって……!な、何で死んだはずのカリンさんが生きているのよ!?」
「おいおい……どうなってんだ!?」
「なるほど……彼女に正体を隠させていた理由も何となくわかったよ。あの外道に彼女まで生きている事を悟られない為なのだろう?」
ステラがカリンである事にエステルは混乱し、アガットは戸惑い、カリンが今まで正体を偽っていた事を察したレイスはイオンに視線を向け
「ええ。彼女の血縁者であるヨシュアが帰還した時は、正直いつ彼女の正体が皆さんに判明してしまうのかヒヤヒヤしていましたけどね……」
レイスの疑問にイオンは苦笑しながら答えた。
「姉さん……本当に姉さんは生きていたんだ……!でも……姉さんはあの時死んで、遺体も埋めたのにどうして……」
「…………!”七の導師”。まさかお前達”守護騎士”が持つ”真の聖痕”によるものか?」
ヨシュアが今にも泣きそうな表情でカリンを見つめている中、ヨシュアの疑問を聞いてある事に気づいたレーヴェはイオンに訊ねた。
「―――死んだはずの彼女が何故今この場にいるかの説明は後にさせてください。今はあの外法の制圧が先です。彼女の為にも力を貸してもらえますか?」
「………いいだろう。
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