第96話
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「わ、分かった!」
「それ以上しゃべらないで!傷に響くわ!今、傷を治療するわ!」
エステル達がエレベーターに向かおうとし、ステラがレーヴェの治療を開始しようとしたその時2体の大型の人形兵器達が道を阻むかのようにエステル達の前に着地した!
「チッ……アルセイユを撃墜した……!」
「”トロイメライ=ドラギオン”……。ワイスマンめ……俺の機体以外にも用意していたのか……」
新たな敵の登場にアガットは舌打ちをし、レーヴェは悔しそうな表情で呟いた。
「さすがに簡単に通してくれなさそうだね………」
「くっ………何とかして切り抜けないと………」
攻撃の構えをした人形兵器達をレイスが警戒している中唇を噛みしめたエステルが呟いたその時!
「―――いや、ここは我々が引き受けよう。」
なんとユリア大尉率いるアルセイユの仲間達、そしてカプア一家のジョゼット、キール、ドルンが駆けつけた!
「ユリアさん、ミュラーさん!それにみんなも………」
「ど、どうしてこんな所に……?」
「ふふ、アルセイユの修理がそろそろ完成しそうなのでね!」
「動けるものを集めた上で加勢しに来たというわけだ!」
「わしはオマケじゃが……こりゃ、凄い所にきたのう!」
「フフン、言っとくけどボクたちも忘れないでよね!」
「ま、山猫号の修理もそろそろ終わる頃合いだからな。」
「お前さんたちの様子をちょいと見に来たってわけさ。」
「そっか………」
仲間達の心強い援軍にエステルは明るい表情をした。
「ここは私達に任せて!」
「お前達はさっさと先に進め……!」
「みんな……ありがとう!」
ソフィとリオンの激励を受けたエステルは明るい表情で仲間達に感謝し
「行け……!エステル・ブライト……!……その輝きをもってヨシュアを取り戻すがいい……!」
「エステルさん……闇に堕ちてしまったヨシュアを一度は光の世界に連れ戻すことができた貴女なら、必ずヨシュアを取り戻す事ができます……!ヨシュアの事……どうかお願いします!」
「……うんっ!!」
レーヴェとステラの激励の言葉に力強く頷いた。
「行くぞ、みんな!」
「二手に分かれて撃破する!」
「おおっ!」
そしてユリア大尉とミュラー少佐の号令に力強く頷いた仲間達は人形兵器達との戦闘を開始し、仲間達が戦闘をしている隙にエステル達はエレベーターに乗って、下に向かった。下に向かっている最中、屋上でも現れた機械人形”トロイメライ=ドラギオン”が襲い掛かって来たが協力して倒し、やがて”根源区画”に到着した。
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