機動戦艦ナデシコ
1317話
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なっていたりする。
まぁ、不老なのはホワイトスターにいる時だけで、他の世界に行ったりすれば普通に年齢を重ねるんだが。
この辺も出来れば何とかしたいところだけど、今のところは解決策が思いつかないんだよな。
「よ、夜の順番待ち……」
美砂の言葉を聞いたエリナは、直接的な言葉に頬を真っ赤に染めながら俯く。
そんなエリナに、そして平然としているハルカに向かい、今まで黙っていたあやかが不意に口を開く。
「レモンさん、皆さんも。アクセル君についての事を話す上で最初に聞いておかなければならない事をまだ聞いてませんわよ。……ハルカさん、エリナさんと仰いましたわね。お二人はアクセル君の事をどう思っているのでしょう? 聞けば、お二人がアクセル君に抱かれたのは、お酒を飲ませたからとの事。だとすれば、アクセル君に対してどのような感情を抱いているのかというのは、私達としては非常に気になるところですわ」
あやかの口から出た言葉に、その場にいた全員の視線がハルカとエリナに向けられる。
そうなんだよな、今まで俺があやか達を抱いてきたのは、全員が俺を愛し、俺に愛されたからだ。
その上で、あやか達が望んだからそういう関係になった。
それを考えれば、俺とハルカやエリナとのあの一夜は酒に踊らされたものであり、色々とイレギュラーだったのは事実だ。
あやかを含む、俺の恋人達全員の視線を向けられ、最初に口を開いたのはハルカだった。
「貴方達程深くアクセルを愛しているのかと言われれば、私は正直分からないとしか言えないわ。ただ、アクセルに対して魅力を感じているのは本当だし、私の方を振り向かせたいと思ってもいる。そもそも、こう見えて誰にでも抱かれるような安い女じゃないつもりだけど、アクセルが私を抱きたいというのであれば、喜んで抱かれたいと思う程度にはアクセルが好きよ」
ハルカの口から出た言葉に、その質問をしたあやかは頷く。
そして次にあやかの隣にいた千鶴がエリナに向かって口を開く。
「それで、貴方はどうなの?」
「私……私は……」
言葉に詰まるエリナだが、誰も話を強引に進めようとはしない。
この言葉がエリナの一生を左右する事になるというのも、十分に理解している為だ。
当然俺もまた、そんなエリナの言葉を急かしたりはしない。
そのままリビングの中が沈黙に包まれ、数分程が経過し……やがてエリナが口を開く。
「正直、私がアクセルに対して好意を抱いているというのは事実よ。ただ、正直これが貴方達の言っているような、本当の意味での愛なのか、それとも男の人と初めてそういう関係になったからなのかもはっきりと分からないわ。……今も言ったけど、私は今まで男の人とそういう関係になった事はなかったの。そういう意味では、アクセルは
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