プロローグ〜改変の契約〜後篇
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る場所である事を思い出し、複雑そうな表情をした。
「ふふっ、レンもユウナの事は言えないわね。…………多分、クロスベルがユウナを捕まえられる絶好の機会よ。頑張ってね、エステル。」
更にユウナの事を思い浮かべたレンは苦笑した後静かな笑みを浮かべてエステルの顔を思い浮かべた。そして数日後、リベールの王都グランセルの空港でフレンに見送られようとしていた。
〜リベール王国・グランセル国際空港〜
クロスベル自治州行き定期飛行船、まもなく離陸します。ご利用の方はお急ぎください
「―――飛行船も出るようだし、そろそろ行くわね。」
「ああ。ロイド達の事、頼んだぜ。」
「”影の国”でレン達と一緒に経験を積んだロイドお兄さんがいるんだから、そんなに心配する必要はないと思うのだけどねぇ。―――ま、いいわ。」
フレンの頼みに呆れた表情で答えたレンだったがすぐに気を取り直した。
「あー……それと今まで頼むかどうか迷っていたんだが……やっぱり頼む事にしてだな……その……」
「はいはい、レン宛に送ったセシルお姉さんへの手紙をいつも定期的にしていたアーシアお姉さんの代わりにセシルお姉さんに手渡しして、更にセシルお姉さんから貰ったフレンお兄さ―――いえ、ガイお兄さん宛の手紙をアーシアお姉さんの住所に送ってくれ、でしょ?セシルお姉さんに渡す手紙はともかく、セシルお姉さんからそっちに渡す手紙まで徹底する必要はないと思うのだけどね。―――じゃ、レンはこれで失礼するわ。」
レンは言葉を濁している様子のフレンの答えを呆れた表情で答えた後フレンに指摘し、飛行船に乗った。
そしてレンが乗船した飛行船は行き先――――クロスベル自治州へと飛び立った―――――
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