プロローグ〜改変の契約〜後篇
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幸せ”を守る為にその対策をしているだけの事。正直リベールに――レンの”幸せ”に影響しなければ、”何が起こっても”興味がないわ。」
「クク、とても市民の味方の”遊撃士”とは思えへん発言やな。」
興味なさげな様子で答えたレンの答えを聞いたゼノは口元に笑みを浮かべてレンを見つめた。
「クスクス、レンの事をどう思うかはお兄さん達の自由よ。―――さてと。それでレンとの契約はどうかしら?もし年間の契約金の”報酬”が足りないのだったら、更に上乗せしてもいいわよ?」
「せやな…………条件も今まで請けた”依頼”とは比べものにならないくらいええし、嬢ちゃんと手を組むのも面白いしな。レオはどうや?」
「………俺も特に問題は無い。」
レンに契約を結ぶかどうかを促された二人はそれぞれ色好い返事をする様子を見せたが
「あ、そうそう。一ついい忘れていたわ。もし二人が希望するならレンがトールズ士官学院に転入してトールズ士官学院を去る日が来るまで、”サービス”としてトールズ士官学院に入学した”西風の妖精”の近況を手紙で伝えてもいいわよ。勿論学院のイベントとかあった時にはそのイベントに参加している様子の彼女の写真もありで♪」
「「今すぐに契約する。当然”サービス”付きでだ(や)。」」
レンがある条件を口にすると瞬時に真剣な表情になってレンと契約する事を伝えた。その後契約書にそれぞれサインをして年間の契約金を受け取ってレンと協力関係になった二人はオーナー室を退室して外の通路にあるテラスで外の景色を見つめていた。
〜通路〜
「いや〜……鬼か蛇が出ると思っていたら、まさか”天使”が出てくるとは予想もしてへんかったな。」
「やっている事や考えている事は”天使”とはとてもかけ離れているがな。」
苦笑しているゼノの言葉にレオニダスは口元に笑みを浮かべて指摘し
「―――さてと。”まずは”クロスベルか。あの嬢ちゃんのクロスベルの滞在中にガルシアと嬢ちゃん達が”戦場”であいまみえるかどうかわからんけど、その時のガルシアの反応が楽しみやな。」
「しかも彼女の話によると”闘神の息子”も彼女と同じ所属だそうだからな。俺達が姿を現せば、敵味方共に驚く事になるのは間違いないだろうな。」
「クク、違いあらへんな。」
それぞれ今後起こる戦いを楽しみにしながらその場から去った。レンとの契約が二人の運命を変えた事を知らずに――――
〜オーナー室〜
「――――フウ。ロイドお兄さん達の所に行く前に”準備が全部終わって”何よりね。」
一方その頃レンは安堵の溜息を吐いて呟き
「……クロスベル、か……………」
これから自分が向かう所が自分にとって因縁があ
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