プロローグ〜改変の契約〜後篇
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の意図を説明して依頼する事にしたのよ。貴方達だって、顔を見せない正体不明の依頼者なんか信用できないでしょう?」
「「……………………」」
レンの説明を聞いた二人は一瞬呆けて黙り込んだが
「クク……ハハ………ハハハハハハハッ!まさかその為だけに今まで隠していた正体を晒すリスクを背負ってまで、俺達と直に会って依頼するなんてな……しかも宿敵同士の遊撃士と猟兵を一緒にする考えなんて、前代未聞な滅茶苦茶な考えやで。」
「だが、実際俺達”一流の猟兵”は猟兵としての名を落とさない為に”信用”も重視している。確かにはたから見れば滅茶苦茶とも思える考え方だが、正論でもある。」
ゼノは腹を抱えて大声で笑った後口元に笑みを浮かべてレンを見つめ、レオニダスは感心した様子でレンを見つめた。
「うふふ、レンはレンの”幸せ”を守る為ならあらゆる手段を用いてでも守るわ。裏社会の使い手達―――猟兵や暗殺者を雇うのもそうだし、遊撃士協会や七耀教会に莫大な金額の寄付金を寄付し続けるのもその手段の一つよ。」
「クク、七耀教会にまで手を伸ばしていたんか。七耀教会にまで特別待遇扱いされる為って事はまさか古代遺物を個人で所有して使用する為か?」
「さすがに”星杯騎士団”に喧嘩を売るような無謀な真似はしないわよ。レンが七耀教会に求めているのは調停者としての力と”星杯騎士団”が持つ技術よ。」
「調停者としての力はわかるが、”星杯騎士団”が持つ技術だと……?―――!七耀教会が隠し持ち、利用している古代の技術といった所か。」
ゼノの推測に苦笑しながら答えたレンの話を聞いたレオニダスは眉を顰めたがすぐにある事に気づき、真剣な表情で呟いた。
「ま、そんな所ね。ちなみに既にその技術を一部提供してもらう許可も貰えて、その技術を現在製造中のレン―――いえ、遊撃士協会の”牙”や”翼”に組み込んでもらっているわ。」
「遊撃士協会の”牙”と”翼”やて?何なんやそれは。」
「それは―――――」
そしてレンは二人にある事を説明した。
「………………まさかそのような存在を一個人の”寄付”によって遊撃士協会が所有する事になるとはな。」
「ハハ、まさに嬢ちゃん―――いや”現代の福の神”と称えられている”Ms.L”の”力の象徴”を示す存在と言ってもおかしくないな。嬢ちゃん、冗談抜きで世界を変えるつもりか?」
説明を聞き終えたレオニダスは信じられない表情で呟き、ゼノは乾いた声で笑った後興味ありげな表情でレンを見つめた。
「まさか。レンはレンの”幸せ”を守りたいだけよ。貴方達を雇うのも遊撃士協会の”力”を上げてあげるのも含めて全部、レンの生きている時代が”そうなろうとしているから”、レンはレンの”
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